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脳のストレスを「溜めない」 8つの方法

2016年06月29日 公開
2022年11月14日 更新

有田秀穂(東邦大学医学部名誉教授)

昼のグルーミングでオキシトシンを増やそう

その3 ランチのおしゃべり

ランチは一人ではなく、なるべく誰かと一緒に摂りたい。会話をしながら食事をすることでグルーミング効果があるからだ。とくにセロトニンの働きを助けるオキシトシンは、気の置けない人と会話をすることで分泌される。よく職場で、女性がおしゃべりをしながらお弁当を食べている光景を目にするが、これはまさにグルーミング。実はストレス解消にとても効果があるのだ。

その4 呼吸を整える

お昼休みなど休憩時間で簡単にできるセロトニン分泌法もある。それが「呼吸」。やり方は簡単だ。まず、みぞおちに手を当てる。その際、必ず息を「吐く」ことから行なうこと。鼻からでも口からでもいいので10~15秒かけてゆっくり息を吐く。ポイントは 、腹筋を使ってお腹をへこませること。息を吐ききったところで、自然に息を吸う。これを10分くらい繰り返すのだ。

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夜のメラトニン分泌でよい睡眠を >

著者紹介

有田秀穂(ありた・ひでほ)

医学博士

1948年、東京生まれ。セロトニンDojo代表。東京大学医学部卒業、医師免許取得。東海大学病院、米国ニューヨーク州立大学留学などを経て、東邦大学医学部統合生理学にて、坐禅とセロトニン神経・前頭前野について研究。同大学にて教授を務めたのち、名誉教授に。『脳からストレスを消す技術』 (サンマーク出版)ほか著書多数。

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