2016年06月13日 公開
ただ、本当に効果があるのか、半信半疑の方もいるかと思います。QQEnglishでは明治大学「文明とマネージメント研究所」と共同で、オンラインを使ったフィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで学習効果があるかについて、明治大学の学生21人に対して実証実験を行ないました。
80時間のオンライン英会話の授業をマンツーマンで行なった結果、TOEICのスコアは平均で110点、最高で250点も伸びた生徒がいました。注目すべき点は、高いTOEICスコアの生徒の伸びだけでなく、あらゆるレベルの生徒の英語が伸びたこと、そして一人も脱落者が出なかったことです。
大学関係者を驚かせたのは実証実験の結果だけではありません。実はその後に行った生徒のアンケート結果も素晴らしい結果が出たのです。
いくら英語のスコアが上がっても、生徒の満足度が低ければ意味がありません。フィリピン人教師によるオンライン授業は生徒の満足度も高かったのです。
授業はコンピュータを使ったオンライン授業で行なったので、当初はもっと厳しい評価を想定していましたが、統計学的にまず出ないと言われる100%の満足度(大変満足と満足を合わせて)という驚くべき結果となりました。
実証実験を担当していただいた明治大学の阪井和男教授は「これは全ての生徒の結果が良かったからです。どれだけ辛いことでも自分が成長していると思えば、人間は満足できて続けることができます。今回の実証実験で1人も脱落者が出なかったこともこれを証明しています」と総括しています。
フィリピン人教師によるオンラインでのマンツーマン授業では、あらゆるレベルの生徒の結果にコミットでき、とても満足度の高い英語学習法であることが証明されたのです。
日本は2020年に向けて本格的に動き始めました。これから50年、半世紀が過ぎた頃には有識者会議が掲げた「アジアの中で日本がトップクラスの英語力」は必ず実現すると確信しています。
人口が減少する日本にとって、世界の中で存在感を残して生き残っていくためには、英語教育は必要不可欠です。英語を話すことは単にアメリカ人やイギリス人などのネイティブと話すだけではありません。英語は世界共通語になっているのです。
一番重要なのは英語を楽しい授業にすることです。今までの英語教育は文法や単語の暗記から始めて英語嫌いの生徒を大量生産していました。しかし、これからは英語を話す楽しさを教え、子供の頃から外国人と接する機会を与えなくてはなりません。真のグローバル・リーダーを育成していくのです。
更新:11月22日 00:05