2016年07月12日 公開
2023年05月16日 更新
夕食についても、たんぱく質を意識して多く摂ることで、確実に身体は変わっていきます。注意するべきは、飲み会での飲み方、食べ方。飲み会ではお酒でカロリーを摂るうえに、油っこいものや濃い味のものをつい食べてしまいがちです。
まず、お酒の種類に注意しましょう。お酒にもカロリーがあるので、糖質が含まれない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をなるべく選択すること。
おつまみには魚介や海藻、豆類を選ぶと、肝臓でのアルコール分解に役立ちます。焼き鳥もいいですね。とくに、レバーやハツなど栄養価が高い内臓系がお勧めです。焼肉を食べるのも問題ありません。肉を食べると、消化するために大量のエネルギーが消費されるので、翌日、体重が減っていることもあります。
ただし、お酒を飲んだら炭水化物はカットが鉄則。シメのお茶漬けやラーメンはやめておきましょう。
ダイエットをしていると、体重が変化しなくなる「停滞期」が訪れます。これは、身体が危険を察知して、これ以上痩せないように働きかけるために起こると言われています。ここであきらめてしまって、元の食事に戻ってしまうのは、非常にもったいないことです。
考えてみてください。10年、20年と続けてきた食習慣の結果、今の身体があるわけです。それがたった数週間程度でそう劇的に変わるはずがないと思いませんか。食習慣の改善は、まず3カ月は続けてみてください。身体のほぼ全ての細胞が入れ替わるのに、最低3カ月は必要だからです。
また、体重計に乗って一喜一憂するのはやめましょう。水分量の変化などで、1日単位でも±2~3キロの増減はよくあること。数値よりも、見た目の変化のほうが大事です。その意味では、ぜひ鏡で全身をチェックするのを忘れずに。メタボ体型が気になる方なら、お腹を横から撮影して、変化を確認してみるのも良いと思います。
《『THE21』2016年7月号より》
更新:11月22日 00:05