2016年04月18日 公開
2023年05月16日 更新
自分のいる業界の現状と将来を知り、それに備えて「働き方を見直す」ことは、40代以降の人生を考えるためには必須。そこで、「最も予測が当たる経済アナリスト」として知られる中原圭介氏に各業界の未来を、雇用・労働問題に詳しいジャーナリストである渡邉正裕氏に、働き方の未来についてうかがった。
国内では、健康志向の上昇を受け、高付加価値の加工食品が成長。また、海外展開では、世界第2位の農業製品輸出大国オランダのように、日本の食品を他国に売り込むブランディング&販売戦略ができるかにかかっている(中原)。
国内市場は堅調。海外展開については、国ごとに嗜好が異なるため、輸出することが難しい。ローカルマーケットに適したグローカルな商品展開ができれば成功もありうる。とはいえ、今の40代は、現状維持で退職まで逃げ切れるだろう(渡邉)。
スマートフォンの登場以降、市場は飽和状態。次世代情報技術と目されたビッグデータはトレンド追従型の集積情報に過ぎず、今以上のブレイクをするかはわからない。ただし、ビッグデータはAIと結びつき、製造業のあり方を大きく変える可能性がある(中原)。
技術に特化しただけの人材は、淘汰される可能性がある。今後は、「観光×IT」「スマホ×中国語」などといった、IT技術を他の分野と掛け合わせることで力を発揮する人材が求められる。他業種のビジネスチャンスにアンテナを張る働き方が求められてくる(渡邉)。
更新:11月22日 00:05