2016年03月14日 公開
2023年05月16日 更新
食に関してはさまざまな健康習慣がありますが、短期間でてきめんに効果が現われやすいのが、ジャンクフードを避ける食生活に切り替えることです。
ジャンクフードと言うと、スナック菓子や炭酸飲料などが思い浮かびますが、意外と知られていないのが「パン」です。たとえば今、日本で最も多く流通している、ふわふわもっちりした食感のパン。しかし本来、パンは硬くてパサパサしているものです。この柔らかさは、人工的にグルテン含有量が増強された、品種改良された小麦に起因します。それを長い間食べ続けていれば、身体が不調を起こすのも当然かもしれません。
それでは、私たちはこれからどんな食べ物を摂ればいいのでしょうか。答えは簡単。日本人の伝統的な食生活に戻ることです。ご飯(できれば玄米)、野菜、魚介、豆、海藻類を中心とした食事です。
人生後半戦にさしかかる40代――これからの生き方は、自分の身体の変化に向き合い、できるところから少しずつでも行動を変えていく。そして、世の中の「当たり前」を疑い、その異常さを自覚して、自分の頭で考え、バランスを取っていくことが肝要です。こうした知性ある健康管理が、人生後半を健康に、楽しく過ごす秘訣なのです。
《取材・構成:麻生泰子》
《『THE21』2016年3月号より》
更新:11月22日 00:05