2015年09月09日 公開
2021年08月02日 更新
パブリックスの社訓をわかりやすく表現すると「買い物が楽しいところ」です。顧客にとっての楽しい買物体験につながる品質、店の快適さ、手ごろな価格、品ぞろえ、情報提供……。それらに対する消費者変化・環境変化を察知し、すばやく、しかし慎重に手を打つ。そして、修正を加えながら、地域一番の買物体験を提供する。
その積み重ねによって、パブリックスは成功を築いてきました。これが可能なのも、ジョーンズ社長が言うとおり、顧客に最も近い位置で働く社員の士気の高さによるところが大きいのです。
2014年度の売上高は前年よりも5.7%増え、既存店売上高も5.4%増でした。2015年度に入っても、第1四半期の売上高は6.8%増、既存店売上高は5.3%増。第2四半期の売上高は6.0%増、既存店売上高は4.1%増と好調を維持しています。
日本でも「ブラック企業」問題などを経て、従業員の満足こそが会社の成長につながるという意識が強くなっているような気がします。まさにその先駆者であるパブリックスから、日本の企業が学ぶことは多いように思います。
更新:11月22日 00:05