2026年06月15日 公開

新刊『ウケる現場のつくり方 どんなアウェイもホームに変えるサバンナ八木流「コミュ力」の教科書』を発売するサバンナ・八木真澄氏。年間営業本数3連覇を誇るジョイマンは、
ーー現在、吉本興業の年間営業本数ランキングでは、ジョイマンが他を圧倒する3連覇を果たしています。八木さんは昨年2位にランクインしましたが、ライバル意識はありますか?
【八木】いえ、それは1ミリもないですね。競い合うのではなく一緒に頑張った方が盛り上がりますし、お客さんも喜んでくれますから。
ジョイマンの営業テクニックで、唸ったものがあるんです。パーティー会場での営業では、お客さんが円卓に座っている場合が多いんです。結婚式をイメージしていただけたらわかりやすいと思います。このかたちって芸人からするとすごくやりにくいとされていまして...。
ーー構造上芸人さんに視線が集まりにくいですし、笑いも起きにくいかもしれませんね。
【八木】ジョイマンの一味違うところは、まず入場の際に各円卓の周りを練り歩くんですけど、そこで「一つひとつ個室だと思って」挨拶をするらしいんです。
ーー円卓が個室ですか?
【八木】はい。「お願いしま~す」と流しながら舞台に上がりがちなところ、ジョイマンは一つひとつの円卓の前に立ち止まり、個室のドアを開けて顔を合わせるように丁寧に挨拶する。それを繰り返すことによってみんな盛り上がるって言ってました。チャンピオンである所以だなと思いました。
ーー八木さんに限らず、芸人さんは自分たちのこだわりやテクニックを持っているものなんですね。
【八木】そうですね。たまにSNSで、「○○が営業で手を抜いてた」と言われることがあるようですが、僕は手を抜いている芸人なんて見たことありません。
芸風によってはそのように見られることもあるかもしれませんが、全員命がけでやっているということはご理解いただけると嬉しいです!

ーー八木さんが営業で大活躍される一方、相方の高橋(茂雄)さんはテレビのMCを中心に活動されています。ピンでのご活動が中心かと思われますが、ゆくゆくは再びお二人で...という思いはあるのでしょうか?
【八木】サバンナは、そういうことは考えないようにしています。
いま、僕たちはお互いが最も得意なかたちで仕事ができています。そしてこのかたちこそが、芸能界で生き残る唯一の方法だと僕は考えているし、高橋も同じ考えだと思います。二人でいることを優先して中途半端なかたちになっても生き残れるほど、甘い世界じゃありませんから。
ーーサバンナのお二人でも、生き残りを意識しないといけないんですね...。
【八木】相方である僕の目から見ても、高橋の司会はめちゃくちゃうまいと思います。それは、彼が最も得意とする武器を突き詰めて磨いてきたから。同じように僕も営業を頑張る。仲が悪いとかそういうことではなく、それがお笑いコンビ「サバンナ」の生き残るベストな道だと思っています。
更新:06月15日 00:05