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斎藤一人が説明する「運がいい人・悪い人」の違い

2024年04月29日 公開

斎藤一人(実業家)

齋藤一人

なぜか運に恵まれる人は何が違うのでしょうか?斎藤一人さんはその違いを「思い」であると説明します。一人さん自身の人生も"ツイている"と話しますが、その秘密とは何なのでしょうか?

※本稿は『斎藤一人 幸せ波動、貧乏波動』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです

 

運のいい人、悪い人の決定的な違いって?

同じような考え方を持ち、似たような暮らしをしているのに、なぜか運に恵まれている人と、そうでない人がいます。両者のなにが違って、どこで運の明暗が分かれるのか?

その最大の違いは、「思い」なんです。運のいい人って、起きることぜんぶを自分に都合よく考えるんだよね。たとえ失敗しても、「俺は運がいいぞ」と思っている。何十回、何百回と失敗しようが、それを不運と結びつけることはないし、「また1つ、失敗の道をつぶせた」「これでまた成功しやすくなった」と考えます。

一人さんがまさにそうで、私は自分の身になにが起きても、100%運がいいと思い続けます。それでどうなったかと言うと、一人さんはたぶん、世界一、運がいい。本気でそう思うぐらい、私の人生はツキに味方されています。

かと思うと、世の中にはたった一度の失敗で「俺は運が悪い」「ツイてない」と決めつけちゃう人もいる。こういう人を見ていると、いつも不機嫌で波動も低いんだよね。そして、言っちゃ悪いけど、はたから見てもやっぱり運が悪い。

機嫌の悪い人は、どうやったって運がよくなることはありません。ただ、その人の運がもともと悪いわけじゃないの。自ら、運の悪い道を選択しているだけなんだよ。なにかあるたびに「運が悪い」と決めつけるから、その思いが自分の波動になり、運の悪さを呼び寄せているわけです。

もしあなたが自分を「運が悪い」と感じるなら、今ここでその思考を変えな。機嫌よく笑って、自分は「運がいい」と思えばいい。過去はどうあれ、思いを変えたら波動は変わるし、必ず運のいい人生になります。

機嫌のいい人ってね、世界のどこへ行こうが、その人のいる場所がいちばんのパワースポットになります。最高のツキに恵まれる。

極端な話、事件や事故で人が亡くなったところや、お墓といった場所ですら、縁起のいい場所になるんです。どんな場所でも、上気元のあなたが足を踏み入れた瞬間に、その場が浄化されます。悪いものはぜんぶ消え去る。

後に残るのは愛だけだから、たちまちそこは愛の場所になっちゃうんだ。

 

未来は明るいと信じられる心が悟り

私はずっと、みんなに「心を軽くしな」「体をゆるめな」と言い続けてきました。その理由は、心が軽くなれば体の調子だってよくなるし、体がゆるんでリラックスすれば、心までふわっと軽くなるからです。心身ともに健すこやかでいられたら、こんなに幸せなことはありません。

ただ、いきなり「心を軽くしな」「体をゆるめな」と言われても、いまひとつ要領がわからない人もいると思います。

特に今は、世の中が激変する真っただなか。不安定な気候だったり、世界情勢だったりで、心も体も緊張しやすいだろう。不安感で身構えると、人はどうしても固くなっちゃうんだよね。生物としては命が
最優先だから、自分の身を守ろうとして反射的に力が入っちゃうの。

多くの人にとっては、目の前の現象がすべてで、「今がいいか悪いか」で自分の機嫌も左右されやすいと言えます。悪い現象に心が引っ張られ、そのせいで不安になったり、怒ったり、虚無感に襲われたり。こういうときに自分で心を軽くしようと思っても難しいし、自分でなんとかしようと思えば思うほど、心に負荷がかかって余計に苦しくなっちゃうんだよね。

だから、明るい言葉なの。

だんだんよくなる未来は明るい
ふわふわ
大丈夫

そんな軽やかな言葉を選んで言い続けていると、心なんて勝手に軽くなっちゃうよ。心が軽くなれば、体の力も抜けてゆるむ。リラックスできるんだ。

あとは、仕事でも勉強でも、がんばり過ぎないことだね。疲れを感じたら、自分にしっかり休息を与え、好きなことをいっぱいさせてあげな。自分のケアを後回しにするのは絶対にダメだよ。

心と体がゆるんで軽くなれば、落ち着かない世の中の現象も、決して悪いことではないと思えるようになります。今この瞬間だけを見たら、悪いことが続いているように見えるときもあるだろう。でもそれも、これからますます明るい世の中に向かうきっかけであり、世界が一段と発展するために必要なことなんだと思えます。

悟りという言葉があるけど、それは神仏にしかできないことではありません。この世界はだんだんよくなるという境地に行き着き、悪い現象を見ても、それに引きずられなくなることを意味するんだよね。

なにを目にしようが、未来は明るいと信じられる心が悟りである。上気元で悟りを開けば、今どんな状態であろうと、これからどんなにいい世の中になるんだろうってワクワクすらしてくるよ。

 

神様と友達になれば運気は爆上がりなんだ

いい波動になるとは、神的波動に近づくことです。人間はどこまでいっても神様にはなれませんが、一歩でも神様の波動に近づくために上気元でいると、神様からマルがもらえます。運気がどんどん上がっていくの。

それでもし余力があれば、「神様と友達になる」ことを意識してみたらいいんです。神様と仲よくなると、波動の上がり方がハンパないんだよね。ふつうよりはるかに早く、神的波動を極めることができます。

神様と仲よくなることを、難しく考える必要はありません。人間同士だって、親しくしたい場合は、相手の喜ぶ言動を意識するでしょ?その人のかもし出す雰囲気を観察したり、好きなものを聞いたりしながら、ちょっとずつ交流を深めていく。だんだんに距離を縮めていくよね。

神様に対しても、それとまったく同じ感覚でかまいません。神様が喜ぶのは、あなたの上気元な姿です。神様にとっていちばんうれしいことは、私たちの笑顔なの。となれば、まずは今まで以上に機嫌よくいることだよな。

それと、神様独特の雰囲気やなんかは、神様のいる場所へ足を運ぶことでも感じやすくなると思います。

代表的なのは、神社だね。日本にはたくさんの神社があり、ほとんどの人は、初詣などでお参りに行ったことがあると思います。神社へ行ったことがないという人がいないぐらい、ここは神様が身近な国なの。

それほど信仰心の篤い人じゃなくても、「神社の空気感ってあるよね」なんて言うでしょ?神社へ足を踏み入れたら、やっぱりそこには特別なムードがあるし、少なからず神様を感じるものです。自然と背筋が伸びたり、清すが々すがしい気分になったり。それらは間違いなく、神的波動の影響だと思います。

神社へ行けば、いい気分になる。だったら、初詣だけじゃもったいないよね。それに、もっと日常的に神社へ足を運べば、神様との距離だって縮まるんじゃないかな。

気楽な気持ちで訪ねてきてもらえたら、神様だってうれしいに決まってるよ。いつも来てくれる人には、「お土みやげ産を持って帰りな」とかって、いいもの(幸運)をくれるかもしれないしさ(笑)。

別に、特定の神社へ行かなきゃいけないわけではありません。家や会社といった、あなたの生活圏内にある神社へ、気が向いたときにちょこっと行けばいいんです。休日に足を延ばし、いつもより遠くの神社へお参りに行くのだって楽しいしさ。

とにかく、あなたが上気元でお参りできるのならどこでもいい。そうやって参拝を楽しんでいれば、神様の方からも「あなたと友達になりたい」と思ってもらえるだろうし、どんどん神的波動に近づきます。間違いなく、運気は爆上がりだろうね。

 

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