2022年10月05日 公開
毎回の記事の内容を決めるときも、キーワード検索は必須です。ここで考えるべきは、そのキーワードを入れた人が求めているもの=「検索意図」です。
「渋谷 カフェ」ならば「行きたい」という意図だとわかりますね。「お勧め ランキング」なら「比較したい」です。そうしたニーズを把握し、解決策となる記事を書きましょう。
ここでも、かけ合わせは大事。例えば「AGA(男性型脱毛症)」のひと言だけでは、良い病院を探しているのか、よく効く薬を探しているのかわかりません。「AGA 治療薬」というふうに複数の単語で検索しましょう。
単語数が多いほど検索回数は減りますが、意図は明確になります。例えば「コーヒー」だけなら検索数は膨大、「コーヒー 豆」になるとぐっと減り、「コーヒー 豆 カルディ」ならさらに少数に。同時に、何を求めている人たちかが見えてきます。
この変化をグラフにすると、長く尾を引くような曲線になります。検索数の多い1単語をビッグキーワード、少し減ったものをミドルキーワード、さらに減ったものをスモールキーワード、ミドルの一部とスモールを含む、検索ボリュームの少ないキーワードを「ロングテール(長い尾の)キーワード」と言います。
狙い目はこの、ロングテールキーワードです。ビッグキーワードを狙っても、開設したばかりのブログが上位に上がるのはまず不可能。アクセス数は少なくても、明確なニーズを持って訪れる人に向けた記事を、コツコツと積み重ねましょう。
なおキーワード検索の際は、上位に表示されるサイトやブログもチェックし、検索エンジンが高く評価している理由を分析するのが有効。上位5位までを開き、「目次だけ」を確認します。ただし、隈なく読むのは影響を受けすぎるのでNGです。
5位くらいまで見ると、共通の要素がわかります。それは「評価されている理由」であり、自分のブログでも踏襲すべきポイント。プラスアルファで、どうオリジナリティを持たせるかも考えながら内容を詰めましょう。
次は、実際に文章を書く段階。ここでも、重要な心がけがあります。ネットの文章は、紙に書かれた文章に比べ、圧倒的に「読まれない」ということです。
皆さんがネット記事を読むときも、最後まで熟読することなどまずないでしょう。たいていは流し読みで、知りたいことがすぐにわからなければ、読むのを止めるはずです。
とすると、ブログの文章術の肝も見えてきますね。そう、「すぐわかる文章を書く」ことです。つまり、小説やエッセイとは別物。書き方のお手本にするなら、「プレゼン原稿」のほうが近いでしょう。
(1)結論 →(2)理由 →(3)詳細(具体例) →(4)再び結論、という、ビジネスパーソンならおなじみの文章構成です。
もう1つの大事な心得は、ブログの文章は「たいていスマホで読まれる」ことです。文章を書くときのPC画面と、読者が見るスマホ画面との違いを意識しましょう。「WordPress」などのブログツールにはスマホプレビュー機能がついているので、書きながらチェックするのがお勧めです。
スマホで見やすい文章のコツは、ワンセンテンスを短くすること。1文の長さを50字以内にすると、スマホでは2~3行で表示され、読みやすい長さになります。
文と文の間には1行空白を入れ、2~3文続いたら、話題が切り替わる適度なタイミングで大きめの空白を入れます。もしくは画像や、まとめの箇条書きなどを入れて、変化をつけるのもよいでしょう。
更新:11月24日 00:05