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貯金300万・普通の会社員が“投資家YouTuber”として成功した理由

2022年09月05日 公開
2022年09月06日 更新

もふ(投資家)

 

人気ユーチューバーの過去は「超」説明下手だった!?

ユーチューブは、好奇心から面白半分で動画を1本投稿したところ、ブログに比べて思いのほか、視聴者が多いことに驚き、挑戦することにしました。

当時、不動産投資に関する動画の多くは、配信者がただ話しているだけのものが多かったのです。図や絵を使えば、格段に理解しやすくなると考え、本業で鍛えたパワーポイント作成とプレゼンの技術をそのまま活用して一発撮りをするようになりました。

これなら1人ででき、編集作業も、テロップも不要です。10分程度の動画であれば約3時間でアップしています。

そんな私も、20代の頃は「超」がつく説明下手で、「何を言いたいのか全然わからない」と言われていました。

専門技術では負けない自信があったのですが、一般的なビジネススキルが欠落していることを認識。『日経ビジネスアソシエ』という雑誌を毎号買い、プレゼンやスケジューリング、コーチング、ロジカルシンキングなどを学び、片っ端から実践し、スキルを磨きました。

サラリーマン時代に学んだこれらのスキルなしには、不動産投資やユーチューブ配信で成功することはなかったと思います。

 

「資産性」と「時事性」の2本立て戦略が奏功

ユーチューブは、1つの動画がバズって、それ以外の動画も急激に再生数が増えるということは、あまりありません。コンスタントに新しい動画をアップすることが大事になります。

意識したのは、「資産性の高い動画」と「時事性のある動画」の2つを配信すること。不動産投資講座などの動画は、内容が古くならない資産性の高い動画です。 

しかし、不動産投資のジャンルだけでは、視聴者は限られます。円安など、経済に関する時事性のある情報をわかりやすく伝える動画が、視聴者の裾野を広げてくれ、資産性の高い動画への入り口にもなっています。

2本立て戦略を軸に株式投資、副業に役立つものなど、少しずつジャンルを増やし、登録者数も27万人超まで増えました。

ただ、こうした数字に惑わされることなく、不動産投資で資産を増やす人、失敗を未然に防げる人が1人でも増えるよう、地道に役立つ情報発信を続けていきたいと思っています。

 

【もふ】投資家。大企業の研究開発の部門に在籍時、リーマンショックを経験。右肩上がりの年収が初めて下がり、この経験で危機を感じ、不動産投資を始める。月の残業80時間を超える激務の会社員をしながらでも、効率的に物件を見つけて満室で運営できるコツを習得し、1億円以上を稼ぐ。不動産投資が軌道に乗り始めた2019年に会社を退職。退職するまで16年間、会社員として勤務した。現在は、SNSでそのノウハウを発信している。登録者数27万人超えのYouTube「もふもふ不動産」では、不動産投資で役立つ知識を伝えることを軸に、株式投資や時事的な経済の話題の解説まで行っている。

・もふもふ不動産(https://mofmof-investor.com/mof/
・不動産投資DOJO(https://fudosandojo.com/vendors/%E3%82%82%E3%81%B5.html
・書籍『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』(https://www.amazon.co.jp/dp/4046050764
・YouTube (https://www.youtube.com/channel/UCsWTZ4nYODCwlE8rdv7DZzA
・Twitter(https://twitter.com/mofmof_investor

(『THE21』2022年10月号特集「人生が変わる『整理術』」より)

 

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