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レンタルスペース投資が熱い? 老後のお金の自由を手に入れる「ストック収入」

2022年08月04日 公開
2022年08月04日 更新

小林昌裕(副業アカデミー代表)

 

コロナ禍でも急成長の「レンタルスペース」

ストック収入を得る方法は多種多彩です。最も確実なのは不動産投資ですが、今のイチ推しは「レンタルスペース」事業。ワンルームマンション等の一室を、飲み会やパーティー用に貸し出すサービスで、コロナ禍を背景に急成長中。

意外に思われるかもしれませんが、「飲み会はしたいけど、世間の目が気になる」という人たちの間で、こっそり集まれる場のニーズが高まったのです(もちろん感染対策はしっかりしています)。

初期投資の少なさも大きなメリット。このビジネスは、部屋を「買う」必要はなく「借りる」ことから始まります。レンタルスペースとして転貸(又貸し)する許可をオーナーから得られれば、あとは家電等の設備を入れ、用途に応じた装飾を施すだけ。賃料や敷金礼金、仲介手数料などを含めても、初期投資額は80万円以下に収まることが多いです。

あとは、レンタルスペースのマッチングプラットフォームに登録すればOK。1時間2~3千円で貸し出せば、月々およそ30~40万円の売上、10~15万円程度の利益が期待できます。複数軒所有すれば、本業の月収を軽く超えるかもしれません。

リスクとしては、利用者が立てる騒音へのクレームです。稀ではありますが、退去させられることもあります。しかしそれも賃貸なので取り返しのつかない損失にはならず、「軽傷」で撤退できるでしょう。

それと同じく、ニーズの高いビジネスとして挙げられるのがトランクルーム。国土は狭いのにモノが多い日本において、収納への需要は常にあります。

トランクルームには、大きく分けて「屋外にコンテナを置くタイプ」と「建物の中にパーティション等の設備を入れるタイプ」があります。前者は地方、後者は都心に多め。これらはいずれも初期投資に300~600万円程度かかりますが、成功すれば年間40~60%もの利回りが見込める場合もあります。

 

「コインランドリー」は事業としての旬を過ぎた?

あとは、コインパーキングもお勧めです。最初に設備代と場所代はかかるものの、設備は極めてシンプルに済みます。場所代も、郊外なら100~300万円あれば可能でしょう。

立地による収益性の差は大きいですが、きちんと事前にリサーチし、ニーズのある場所で運営すれば、年間10~15%の利回りを堅実に維持・経営することができそうです。

逆に、今はお勧めできないのがコインランドリー事業。話題にはなりましたが、ここまで紹介してきたものに比べてはるかに設備投資がかさみます。しかも最近は参入者も増え、利益も出しづらくなってきているようです。ビジネスチャンスとしては、ピークを過ぎたと考えるほうが良いでしょう。

それと同じく、「民泊」も旬を過ぎた感があります。こちらは2018年に「年間180日を超える営業は禁止」という法律が定められ、一気に収益が望めなくなりました。

また、太陽光発電ビジネスも一時話題にのぼりましたが、電力会社による買い取り額を国が保証する「固定価格買取制度(FIT)」が終了。以降、収益性があまり見込めなくなってしまっています。

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