投資と言えば、株式投資のような「マネーゲーム」の印象がある人も多い。だが、20代から様々な投資に取り組み、31歳で年収1億円を達成した小林昌裕氏は、株とは違う「ビジネス型投資」なら、社会に価値を提供しながら不労収入を得ることができると語る。そのノウハウやロードマップについて取材した。
※本稿は、『THE21』2022年9月号特集「普通のサラリーマンが60歳までに『お金の自由』を手に入れる方法」より、内容を一部抜粋・編集したものです。
老後の「お金の自由」を手に入れる。そのためにベストな方法は、何と言っても「ストック収入」を得ることです。
ストック収入とは、一度自らの資金を「投資」して仕組みを作ってしまえば、あとは自動的に不労収入が入ってくるような稼ぎ方のこと。時間を割いて働き、その分の対価を得る「フロー収入」の対義語です。代表的なものとしては、不動産投資が挙げられます。
ストック収入の嬉しいところは、フロー収入と違い、初動さえうまくいけば、その後はずっと勝手にお金が入ってくるところ。逆にデメリットは、仕組み化に失敗し、損をする「リスク」が伴う点です。
例えば不動産投資でも、最初にまとまった額の自己資金投入やローンの借り入れが必要ですよね。今回ご紹介する、その他の様々な方法――レンタルスペースやコインパーキング、トランクルーム運営なども同様です。
だからこそ、「最小のリスクで効率よく成功するためのノウハウ」を知ってもらいたいと思っています。
ところで、投資と聞くと、株やFXなどをイメージされる方も多いでしょう。ですが、こうした「トレード」型の投資に対し、今述べた不動産などは「ビジネス型」の投資です。ここには2つの違いがあります。
1つはリスクの大小です。株やFXは、常に損失と隣り合わせ。当然ストレスもかかります。マーケットの推移は自力ではいかんともしがたく、仕事そっちのけでチャートを見てやきもき、という本末転倒な事態にも陥りかねません。資金の追加投入で大失敗、ということもあり得ます。
対してビジネス型投資には、最初に自分が「これだけ出す」と決めた金額以上のリスクはありません。利益を出すために自ら工夫することも可能です。
もう1つの違いは「社会への価値提供」の有無。ビジネスとは、誰かの役に立つことで対価を得るものです。単なるマネーゲームではなく、社会的に意義のあることで収入を得たい、貢献したいと考える方には、特に適した方法と言えるでしょう。
更新:11月21日 00:05