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【この文房具に注目!】『大人の教養 写経』(山本紙業)

2021年12月12日 公開

文房具朝食会・原 敬輔

大人の教養写経

ストレスの多い今こそ、心の落ち着きを取り戻そう

 今回は、山本紙業が提供している「大人の教養 写経」の文具セットを紹介します。

 

 こちらの写経セットに含まれているものは、般若心経の現代語訳本、お手本、写経用紙が20枚(なぞり書き用が15枚、清書用が5枚)、筆ペンです。

 

 般若心経の現代語訳本は、岐阜県美濃市の霊泉寺副住職の佐藤隆定氏の現代語訳を自社スタッフがさらに理解しやすく編纂されたとのこと。

 般若心経はわずか262文字ですが、現代語訳の小冊子は約50ページあります。

「般若心経って言葉は聞いたことはあるけど、なんだか難しそうだな」と思われている方でも、教えをやさしく学ぶことができます。

 

 写経用紙は、様々な用紙で筆記テストを行った結果、土佐和紙を使用。「紙質」「書き心地」「墨との相性」のバランスが取れているとのことです。写経の場合、右から左に書くので擦り汚れしにくい用紙になっています。

 

 筆ペンは株式会社あかしやの水彩毛筆「彩」です。穂先が柔らかくて、トメ、ハネ、ハラいがしやすいです。

 集中をして、自分が書いた文字が美しく決まると、心が整います。

 上質な用紙と良い筆ペンで楽しむことができます。

 

 ちなみに、こちらの文房具は、FRATという文房具の小売の方向けの展示会で知った商品です。

 

 山本紙業の代表の山本泰三さんによると、旅先に持っていって、お寺に奉納するという使い方もできるので、旅文具でもあると話されていたのが印象に残っています。

 

 また、実際にやってみてわかったのですが、262文字は割と文字数があります。加えて、心が乱れていると文字に表れてきます。

 

 コロナなどでストレスが多い現代ですが、年末年始の休みなどに、写経の時間をとって、心の落ち着きを取り戻されてみるのもよいかもしれません。

 

《写真提供:山本紙業〔株〕》

著者紹介

原 敬輔(はら・けいすけ)

文房具朝食会主宰

新卒で〔株〕リクルート(現・〔株〕リクルートホールディングス)に入社したのち、レバレジーズ〔株〕や〔株〕ウフルといった複数のベンチャー企業でマーケティングを経験。現在は業務委託で企業のマーケティングやPR支援を行なっている。山梨県大月市のマーケティングアドバイザー、クラフトビール「KOBUSHI BEER」のブランドアンバサダー、花火鑑賞士など関心は多岐にわたる。

文房具に関してはペンよりもノートの方が好きで、市民団体「日本手帖の会」が行なっている手帳検定2021の認定手帳有識者、レベルゴールドを取得。

「文房具朝食会」とは、文房具好きが休日の朝に集まって、好きな文房具やその使い方をプレゼンしたり、意見交換をしたりする交流会。文房具メーカーや雑誌編集部との共催なども行なっている。

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