2021年02月09日 公開
2023年09月15日 更新
――50代は、人生の比重を仕事中心から、家族へ、そして自分の時間へと分散させていく好機と言えるかもしれない。
「一生懸命働くことは素晴らしいことです。私自身、50代までそうやって生きてきました。でも、会社での仕事はいつか終わります。仕事が終われば、誰もが家族のもと、一人の時間に帰るのです。
全力投球は40代まで。50代からは戦闘モードを少し緩め、何でも『ま、いっか』と受け止める鈍感力がちょうどいいのではないかと思います。鈍感力とは、外野に動じず我が道を生きるために必要な資質です。これからは親の介護や病気、相続など、ままならない問題も増えていくと思います。
そんなときこそ『ま、いっか』と受け止める鈍感力が効いてきます。50代からは硬い鎧を脱いで、自然体の自分で勝負する。その“ええ加減”の力の抜き方が50代を楽しく充実したものにしてくれますよ」
更新:12月04日 00:05