2020年10月06日 公開
2020年10月08日 更新
エスター・ウィン氏
日本のアニメを、東南アジアでさらに多くの視聴者に観てもらえるようにするためには、どうすればいいのだろうか。
「例えば、『ドラえもん』で最も多く視聴されているエピソードの一つに『タタミのたんぼ』があります。その理由は、ドラえもんとのび太が田植えをするシーンがあり、それがベトナムの人たちにとって身近に感じられたからだと分析しています。東南アジアの人たちとの接点を感じられるポイントを作れば、日本のアニメはもっと東南アジアで観られるようになるのではないでしょうか」(ウィン氏)
ちなみに、POPSは2016年にUUUM〔株〕と業務提携し、同社所属のYouTuberの動画コンテンツの配信を行なっている。これも、東南アジアの人たちが日本に親しみを感じる一助になるだろう。
「現地の市場をよく知っているローカルの企業と組むことも大切です。そして、正しい市場に正しく配信すること。また、マネタイズなのか、認知を広めることなのか、目的を明確にして、YouTubeやFacebookなど、目的にふさわしいプラットフォームを選んで配信することも重要だと思います」(ウィン氏)
更新:12月04日 00:05