2020年03月09日 公開
2024年10月02日 更新
メールに限ったことではありませんが、気を使ったつもりで失礼な表現をしている文章もよく目にします。
例えば、ある分野の専門家とやり取りをしていて、自分の間違いを指摘されたとき、「生意気にも生半可な知識を披露し、ご不快な思いをさせて申し訳ありません」と送るケース。一見丁寧なようでいて、「あなたは私を生意気だと思い、不快になりましたよね」と決めつけています。
ここは、「不正確なことを書き、大変失礼しました」というように、自分のミスを認めるだけでいいのです。
非常に細かいニュアンスではありますが、相手が持つ印象は、意外に大きく違います。
謝罪の際は、相手の感情を勝手に先取りせず、自分のことについてだけ書きましょう。
《取材・構成:林 加愛》
《『THE21』2020年4月号より》
更新:11月25日 00:05