2019年04月18日 公開
2023年03月09日 更新
今の時代、効率的に仕事を進めるだけでは、企業の成長は頭打ちになってしまいます。効率的な仕事と同時に、新たなビジネスチャンスを探し続けなければなりません。
ところが、優秀な社員ほど、「できるか、できないか」を先に考えてしまい、できない理由を探して、挑戦しない。できることしかやらなければ、じり貧のゆでガエルになるのは自明の理。これも日本の企業が世界の中で、プレゼンスを低下させている要因の一つです。
そこで重要なのが「突破力」です。突破力とは、さまざまな困難が想定される環境でも、果敢にその制約条件を突破する力のこと。意外と、組織で優秀と思われていない人が、突破力を持ち合わせていることも少なくないのです。
どんな部署にも「成功するかどうかはわからないが、これはやるべきだ。やりたい」と行動する勇気を持つ人材はいるものです。ミドルリーダー自身がそうした気概を持ち合わせていることが理想的ですが、それを部下が持ち合わせているのなら上手に利用すべきです。
ここで必要なのは、スポンサーシップ。ミッションと照らし合わせてやってはいけないことだけを決め、後は自由に仕事をさせます。ただし、責任を取らない上司のもとで自由に挑戦はできませんので、覚悟が必要です。
多様な部下を扱い、短期的な目標も上げなければならない。おまけにコンプライアンスまで厳しくなったミドルリーダーの仕事は昔以上に難しくなっています。でも、個人ではなく組織で生産性を上げれば、働き方を変えられるはずです。
今、ミドルのリーダーシップが強く問われています。
更新:11月24日 00:05