2019年04月18日 公開
2023年03月09日 更新
「目の前の仕事をどうさばくか」を考える前に、「この仕事にはどういう価値があるのか」を自身に問いかける。仕事の前提を疑うことが働き方改革の第一歩です。
では、やるべき仕事と必要のない仕事はどう判別すべきか。それは、自部門の仕事を再定義することから始まります。ミドルリーダーは、社会や業界の変化、会社方針の変化を踏まえ、「自分たちの部署に求められているミッション=役割は何か」を再定義し、構築し直さなければならないのです。
ミッションが明確になれば、「絶対にやるべき仕事」「できればやったほうがいい仕事」「やる必要はない仕事」といった具合に、優先順位をつけることができます。基準がはっきりしていると、意思決定も速くなります。「絶対にやるべき仕事」「できればやったほうがいい仕事」「やる必要はない仕事」は、およそ2対6対2の割合で分けることができます。そこで、最優先事項である2割に、8割の時間とエネルギーを投入します。残りの2割の時間とエネルギーで、「できればやったほうがいい6割の仕事」をさばきます。
これにより、働き方改革の目的の一つである「長時間労働を是正しながら、成果を上げること」に注力できます。
更新:11月24日 00:05