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英語学習では4ステップのフレームワークで具体的な目標を立てよう

2019年04月04日 公開
2023年03月10日 更新

小林真美(ビジネス英会話パーソナルトレーナー/研修講師)

 

伝える内容に合わせてフレーズを書き出す

「ステップ3」では、目標を達成するために、相手に伝えたい内容を考えます。そして「ステップ4」で、その内容を伝えるためのフレーズを書き出します。

 英語で話してもらうと何を言っているのかわからないので、日本語で同じことを話してもらっても、やっぱりよくわからない、という人も少なくありません。同じ会社や業界の人でないと知らないことを前提にしていたり、ロジカルな説明になっていなかったりするからです。

 そうならないよう、相手の立場に立って、どういう情報をどの順番で伝えるべきなのかを考えてください。

 これは日本語で考えればいいのですが、考え方は、日本語で話すときと変える必要があります。「結論を先に言ってから、理由を三つ話す」という、英語の型に沿って考えるのです。

 そして、それを英語に訳します。プレゼンであれば、自分が話したことに対する質問やリアクションも想定して、それへの答えも英語で用意しましょう。

 書き出した英文は、どんどん使って身につけるべきですが、実際は想定通りにはいきません。アレンジしながら使わなければならないことがほとんどでしょう。それができるようにするためには、文法の基礎から学び直すべきなのか、語彙や表現の幅を増やせばいいのか、リスニングの能力を強化すべきなのか。現状と目標の間にどういう差があるのかがわかれば、勉強すべきことが見えてくるはずです。

 

《『THE21』2019年2月号より》

著者紹介

小林真美(こばやし・まみ)

ビジネス英会話パーソナルトレーナー/研修講師

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。外資系証券会社を経て、ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスに留学し、MBA取得。帰国後、フォード自動車の金融子会社に入社し、豪州にあるアジア統括本部に財務マネージャーとして2年間勤務。その後、ジョンソン〔株〕、日本アルコン〔株〕で財務管理職を務め、外資系企業勤務は通算22年におよぶ。現在は会社経営者や管理職をはじめとするビジネスパーソンに、ビジネス英語の個人指導や企業研修を行なっている。著書に『出世する人の英語』(幻冬舎新書)などがある。

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