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アウトプットするつもりで、要点を整理しながら読もう

2018年10月30日 公開
2024年12月16日 更新

藤井孝一(アンテレクト代表取締役/経営コンサルタント)

「他者の目線」で多面的な読み方を

 アウトプットする方法はなんでも構いません。人に話す、ブログに書評を掲載する、読書会を開くなど様々です。

 いずれにせよ、「いかに面白く、わかりやすく相手に伝えるか」を意識して読むことが、本をより深く理解するためのポイントには変わりありません。

 では、具体的にはどう伝えるべきか。

 まずは、自分のアウトプットの読み手(または聞き手)が、どんな情報を求めているのかを、具体的にイメージする必要があります。自分だけが読む日記ではないからです。

 読み手の立場を想像しながら、興味を惹く内容を考えることで、自分の視点だけではわからなかった気づきを得ることができます。他者の目線を意識する習慣は、自分を客観視し、ひいては多面的に物事を見る力を養うことにつながるのです。

 余談ですが、こうした「他者意識」は仕事をするうえでも欠かせないスキルです。起業のアドバイスをするたびに、その大切さを痛感しています。想像以上に、お客さんの立場やニーズを想定していないビジネスパーソンが多いのです。

 読書を通じて、ぜひ他者意識を養ってください。

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プロフィール

藤井孝一(ふじいこういち)

アンテレクト代表取締役/経営コンサルタント

1966年生まれ。大手金融会社でマーケティングを担当した後、経営コンサルタントとして独立。これまで2万人超のビジネスパーソンを指導し、今も起業を志す多くのビジネスパーソンたちに影響を与え続けている。メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』は5万人以上のビジネスパーソンに読まれている。著書に『週末起業』(ちくま新書)、『50代がうまくいく人の戦略書』(三笠書房)など。

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