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重要なのは、メンタルを「マネジメント」する技術

2018年12月20日 公開
2023年03月13日 更新

柴田励司(Indigo Blue代表取締役会長)

 

気分転換の「小技」はジェルネイル!?

 しかし、何か大きな失敗をした直後や、トラブルを抱えているときなどは、精神的な落ち込みが激しくて、「とてもじゃないが、演じる余裕なんてない」という状態になるものだ。そんなときは、どうすればいいのだろうか。

「責任の重い仕事に就けば、1日に三つぐらいは、へこむような出来事に出くわすものです。でも、仕事は次から次へとやってきますから、前の仕事のへこみを引きずっていたら、次の仕事のパフォーマンスに悪影響がおよびます。

 これを避けるためには、強制的に意識を切り換えるしかありません。

 以前、私がよくやっていたのは、『意識の壁!』と唱えることでした。前の仕事と次の仕事を壁で遮断するイメージを頭の中で描いたうえで、次の仕事に臨むのです。

 特に精神的に追い込まれていた時期には、パソコンに『意識の壁』と打ち込んで、その画面を見ていたこともありました。

 今は、スマホに、心を落ち着ける鐘の音が聴けるアプリを入れています。

 その鐘の音が鳴っている10秒間ほど、目を閉じて、音だけに集中します。すると、自然と意識の壁ができあがり、気持ちをリセットして、次の仕事に取り組めます。

 また、先日はなじみのサロンで、親指の爪にワンポイントのジェルネイルをしてもらいました。かわいくて、眺めているだけでほっこりします。

 こうした、気分転換のためのちょっとした小技も効果的です」

 

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気が合わない人ほど懐に入り込め! >

著者紹介

柴田励司(しばた・れいじ)

〔株〕Indigo Blue代表取締役会長

1962年、東京都生まれ。上智大学文学部英文学科卒業後、〔株〕京王プラザホテル入社。1995年、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング〔株〕(現・マーサージャパン〔株〕)入社。2000年。同社日本法人代表取締役社長に就任。2007年に退職したのち、〔株〕キャドセンター代表取締役社長、カルチュア・コンビニエンス・クラブ〔株〕代表取締役COOなどを歴任。2010年、〔株〕Indigo Blueを設立し、代表取締役社長に就任。著書に『遊んでいても結果を出す人、真面目にやっても結果の出ない人』(成美堂出版)など。

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