2018年08月28日 公開
2023年03月14日 更新
ビジネスパーソンにとって重要な「食のシーン」といえば、接待(会食)を思い浮かべる人も多いだろう。取引先との関係を緊密にする絶好の機会である半面、接待で相手を不快にしてしまったら、そのダメージは計り知れない。そうならないために、押さえておくべき接待のマナーの基本を、マナーコンサルタントの西出氏に教えていただいた。
40代のビジネスパーソンには、部下がいて、接待の仕方も教えなければならない立場の方が多いでしょう。
しかし、教えようにも、正しいマナーを知らない。そもそも、自分が入社したのはバブル崩壊後の不景気な時期で、接待をした経験自体があまりない、という方が少なくありません。
マナーというものは、相手との関係性によって変わってきますから、何が絶対的に正しいというものではありません。とはいえ、最低限、押さえておかなければならないことはあります。
まず、大前提として、五つの基本原則があります。
(1)表情
(2)態度・姿勢
(3)挨拶
(4)身だしなみ
(5)言葉遣い・言い回し・話し方
例えば、お酌をするときに、表情が無愛想だったり、無言だったりすると、いくら注ぎ方が正しくても、マナーとして正しいとは言えません。
笑顔で、相手が目上の方なら「恐れ多いですが」「注がせていただいて光栄です」などのひと言を添えて、お酌をしましょう。
姿勢については、口を皿に近づけて前かがみになったり、酔って背もたれに寄りかかったりする方をよく見かけます。これも、相手にとって快いものではありません。
マナーとは、相手に良い気持ちになってもらうためのコミュニケーション。そのことを常に意識してください。
更新:12月04日 00:05