2018年05月31日 公開
2023年03月14日 更新
明るく元気なキャラの営業パーソンは、一見「営業向き」に思えても、顧客の側が、そんな表面的なことより先読みのできる気の利く営業パーソンを好んでいたら、営業では成果を出すことはできないのだ。
職業柄、これまで様々な業種の「全国第1位」の営業パーソンに会ってきたが、ことごとく「っぽくない」人だった。
たまに自分の描いた「トップセールスパーソン像」に近い人が現れてホッとしたと思ったら、その人は事務局スタッフで、当人は隣の風采の上がらない営業パーソンにすら見えない人だったりもした。
その繰り返しの中で、内向的なトップセールスがいかに多いかということと、どんなキャラでもそれを強みとして活かす方法、弱みをマイナスにしない方法があることにも気づかされた。
どんなキャラにも強みがあるのだ。
そもそも他人から判断される私達のキャラはひとつではない。
例えば、仕事では「常に受け身で、自分からは何ひとつ発言しようとしない」Mさんがカラオケにいった途端に「司会まで買って出て、歌いまくる」Mさんになっていたりする。
同じ人物のはずなのに、仕事のMさんしか知らない人はMさんを「積極性が足りない人」と思っているはずだが、カラオケでのMさんしか知らない人は逆に「とても積極的な人」と思ってしまう…。
ここでは仕事上とカラオケでのMさんしか紹介していないが、親や兄弟姉妹の前ではまた違うキャラのMさんになっているかもしれない。妹さんがいるなら、彼女の前ではお兄さんキャラという可能性もある。
会社に同好会的な野球部があって元高校球児のMさんがエースで4番だったりすると、野球部内での彼は頼れるチームの柱というキャラに違いない。
更新:11月22日 00:05