2018年05月15日 公開
2023年03月16日 更新
①お金は1週間単位で管理して財布に入れる
お金を貯めるために大切なのが、「予算管理」という意識です。その際、財布に入れるお金を1週間ごとに決めるのがポイント。1週間で管理すると、使いすぎに早く気づくことができます。そして、もし「使いすぎた」と思ったら、翌日や翌週につじつまを合わせればいいのです。
お金の管理はダイエットと同じです。減量できる人は毎日体重計に乗り、「食べすぎたかな」と行動を顧みて、翌日の食事に気をつけます。1キロ増えたタイミングですぐに対処すれば、もとに戻すのはそれほど難しくないはず。お金も、1週間単位で管理する習慣をつければ調整がそれほど難しくないうえ、ムダに多くのお札を入れることもなく、スッキリした財布を実現できるのです。
②財布に入れるカードは15枚までに厳選
まず、財布の中のカードをすべて出して並べてみてください。そして、クレジットカードやポイントカード、診察券などと分けていくと、ポイントカードが多いことに気づくかと思います。たまたま入った店でポイントカードをもらって「いつか使うかもしれない」と持ち歩く人は意外に多いもの。しかし、実際、そのカードを使っているでしょうか?
財布に残すカードは一概にコレがいいとは言えません。自分の行動範囲や趣向を考えて自分に合うものを厳選してください。多くのカードを持っているよりも厳選したほうが、財布がスッキリするうえ、結果的に行く店が限られてポイントが貯まるという好循環も生まれます。どうしても収まらない場合は、カードケースに収納してカバンに入れて持ち歩きましょう。すると、「意外に使わない」ということに気づくと思います。
③家に帰ったら、レシートは財布から出す
レシートを財布から出す習慣をつけること。レシートが溜まっていると、お札が見えにくくなり、財布にいくら入っているのかわからなくなります。すると、いつの間にかお金を使ってしまい、足りなくなって銀行から引き出す……という悪循環に。
レシートを取り出すと、手持ちの金額が明確になるので買い物の際にブレーキになり、さらに財布がスッキリするだけでなく、支出を把握しやすくなるというメリットがあります。財布にある金額がパッと見てわかるので、どんなペースで何にお金を使っているのか、レシートと残金を見ればわかるからです。レシートは毎日取り出し、レシートボックスに入れ、できれば溜まってきたら家計簿やレシート帳をつけるとベスト。それが面倒な場合、レシートを見て、買ったものを振り返る習慣をつけるだけでもムダ遣いは減っていくはずです。
④お金が貯まる財布の選び方とは?
よく「お金持ちは長財布を持っている」と言われますが、スッキリ入ればなんでも構いません。二つ折り財布は入れすぎると財布が悲鳴を上げるため、あえて二つ折り財布を持っている貯め上手な人もいます。また、カードポケットや収納スペースが多かったり、マチやチャックがついた余裕のある作りだと、そのぶん不要なものをたくさん入れて、ブタ財布になってしまいがち。
良い財布は、しっかりした素材で、お札とレシートを入れるスペースが分かれていて、適度にカードを収納できるもの。お金が貯まる人は、自分に合った実用的な財布を長く使っているケースが多いです。レシートや小銭を溜めずにスッキリさせて丁寧に使えば財布も長持ちします。
≪『THE21』2018年5月号より≫
≪取材・構成:西澤まどか≫
更新:11月24日 00:05