2018年03月10日 公開
2022年11月10日 更新
そして、廃線が決定したことで三江線に乗る人はぐんと増えた。こうした光景は先日廃線となった江差線や留萌本線(留萌―増毛間)などでも、これまでにも何度も見られた光景だ。そうした人たちを揶揄した「葬式鉄」などという言葉もあるそうだが、それでも、満員で走る三江線を見ると、同い年として誇らしい。
なかなかに難儀な人生を経てきた三江線と今の40代だが、唯一違うのは、我々の40年はその半分がモラトリアムだが、三江線はその間ずっと、来る日も来る日も働き続けたこと。
というわけで、シンパシーを感じつつも、三江線に比べたら40代の苦労などまだまだひよっこ。今後も頑張らねばとも思ってしまう。
そして同級生・三江線に改めて「お疲れ様」を。
駅にはこうしたノートが置かれ、訪問者がそれぞれの思いを書き込んでいる。
(執筆:「THE21」編集部、吉村健太郎)
更新:11月23日 00:05