2018年03月07日 公開
2022年12月21日 更新
もっとも、今、趣味を持っていない人は、何を始めれば良いか、悩んでしまうかもしれない。「稼げる趣味」と考えれば、なおさら悩むだろう。稼げる趣味として、成毛氏が挙げるのは、「何かを育てる」ことだ。
「たとえば、会社員時代からメダカの交配をしている知人によれば、珍しいメダカになると、1匹あたり100万円で売れるそうです。さらにすごいのは、サボテンのような多肉植物。交配して珍しいものができると、億単位で売れることもあるそうです。メダカと違い世界中に買う人がいるので、ケタが違います。日本古来のものでいえば、盆栽を育てるのも良いでしょう。最近は世界中に盆栽の愛好家がいます」
コレクションも、ビジネスマンが始めやすく、高収入が期待できる趣味だ。
「コレクションの良いところは、意外と元手がかからないこと。時間をかけてコツコツ集めれば良いので、お金持ちでなくてもできるのです。たとえば、ブリキのおもちゃ博物館の館長である北原照久氏も、若い頃から、ブリキのおもちゃを一つずつ買い集めた結果、財を築くことができたそうです。ライカのレンズ、レコード、時計、ワイン、王冠……。どんなものでも時間をかけて集めれば、家が一軒建つぐらいの財産を築き上げられると思います」
ただ、稼げる見込みが高い趣味だとしても、続かなければ意味はない。
「趣味選びの一番の基準は、好きなことをすること。好きでなければ、3,000時間も投じられません。急に好きなことなんて見つかりませんから、まずは色々と試してみましょう。ただ、好きなことには、集中して時間を投下すること。そうすれば、好きなことだけしてお金を稼ぐ、所ジョージさん的な生き方ができるかもしれませんよ」
更新:11月23日 00:05