2017年03月02日 公開
2023年01月30日 更新
仕事のメリハリをつけたりリフレッシュしたりと、その目的はさまざまだが、一流の経営者ほど趣味をしっかり楽しんでいる。彼らがどのような趣味を持ち、それをどう仕事に活かしているのかを紹介しよう。
多忙を極める経営者にも、仕事の合間をぬって趣味を楽しむ人は多い。
成功者に多いのがワイン好きだ。日本ソムリエ協会から名誉ソムリエの称号を授与された楽天創業者の三木谷浩史氏、自宅の地下に7,000本を収納できるワイン貯蔵庫を持つスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏、アメリカにワイナリーを作ってしまったカプコン代表取締役会長CEOの辻本憲三氏など、本業に劣らずワインにも情熱を注ぐ経営者は枚挙に暇がない。
辻本氏は、出張先のアメリカでワインに魅了され、世界有数のワイン産地であるナパバレーにワイナリー「ケンゾー・エステイト」を建造。「ワインもゲームも最高のものを作る」という信念を貫き、今では一流のレストランのワインリストにも加えられるほどのワインになった。
愛好家の多いワインの知識があれば、ふとしたことで会話が弾み、人脈構築でも役立つだろう。
ワイン好き同様、一流の経営者には読書家も多い。マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏は、両親の影響で幼少期から読書に親しみ、今も自身のブログで感銘を受けた本を定期的に紹介している。また、投資の神様と称されるウォーレン・バフェット氏は、成功の秘訣を聞かれ「とにかく読むこと。手当たり次第、読むこと」と答えている。実際、オフィスで何時間も読んで考えることが彼の日課だという。
日本の経営者に目を向けると、ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏が20代で肝臓を患ったとき、入院中に3,000冊を読破したのは有名な話。ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏は、師と仰ぐピーター・ドラッカーの書物から経営の真髄を学び取ってきた。
一方、マイクロソフト日本法人の元社長であり、現在は書評サイト「HONZ」代表の成毛眞氏や、ライフネット生命保険代表取締役会長の出口治明氏のように、純粋な趣味としてジャンル問わず多読する読書愛好家もいる。本の読み方は人それぞれのようだ。
更新:11月22日 00:05