2018年01月26日 公開
2023年03月23日 更新
「あなたは英語を勉強しますか?それともビジネスマンを廃業しますか?」
これは、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング社長である柳井正氏の言葉です。ご承知の通り、「社内の英語公用語化」はユニクロや楽天から始まりました。そしてこの動きはこの2社だけに終わらず、今や日本人全体の課題としてクローズアップされています。柳井社長のインタビューをもう少し詳しくご紹介します。
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日本人のほとんどは、これまで追い詰められてこなかったのです。今、何か日本の中だけでいろいろなものが完結すればいいという風潮が、若いビジネスマンの間にあるようですが、しかし私は、「アナタは、それでは生き残れませんよ。ビジネスマンを、廃業しますか?」と言いたいですね。(「2020 VALUE CREATOR」302号より)
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ユニクロの英語公用語化において、各人の目標はTOEIC700点以上に設定されています。これはかなりの高レベルで、本気で勉強しないと追いつかないでしょう。「英語公用語化」について異を唱える評論家もいますが、現実的には、これが企業トップの考え方です。
もちろん一般のビジネスパーソンには、それほどの危機感はないのかもしれません。それでも「これからは英語ができないとヤバイかも?」と不安に感じている人は少なくないでしょう。現実問題、現代のビジネスパーソンが英語を避けて通ることはできないのです。
仮に現在は英語を必要としない仕事をしていたとしても、いつ英語が必要な部署に配属にならないとも限りません。突然、上司が外国人になった、などという話も珍しくなくなっています。
私が代表を務める(株)東京SIM外語研究所には、今まで全く英語を使ってこなかったのに6ヵ月後に海外赴任することが決まった、どうすればいいのか、といった類の相談が多く寄せられています。いつかやらなければと思いつつ、多忙な日常に追われて英語の勉強まで手が回らないという方が少なくないようです。
しかし、もうすでに英語スキルの取得は待ったなしのところまできています。英語の勉強を後回しにする余裕などないのです。ではどうすれば良いのでしょうか。何から手をつければ良いのでしょうか。英語を勉強しなければならないのはわかっているけれども、何をどうすればいいのかわからない、というのが多くのビジネスパーソンにとっての実情のようです。
多くの日本人が、学生のときのように参考書を破れるまで読み込む、単語をできるだけたくさん覚える、英会話スクールに通うなど、思いつく限りの方法で勉強をします。それでもほとんど成果をあげられずに途方に暮れてしまっているという現実があります。
更新:11月22日 00:05