2018年01月08日 公開
2023年03月23日 更新
長寿化および定年延長により、誰もが70歳近くまで働く時代。そんな中、自由な働き方を実現するために、キャリアや人生の選択肢を広げる「大人の勉強法」を、カリスマ塾長の「ビリギャル先生」こと坪田信貴氏が解説する『どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法』。第3回目は、いよいよ具体的な勉強法をご紹介。自分の性格に適した勉強法を探してみよう!
前回は、勉強の基本である「PDCAサイクル」についてお話ししました。このサイクルは、ひと言で言うと「成長戦略」。できなかったことができるようになるよう、自分を磨き上げていく方法論です。
「戦略」という言葉は、ビジネスパーソンの方々にはなじみ深いでしょう。「わが社の成長戦略は……」といった言葉が会議の席で登場することも多いはずです。
そうした場面でしばしば引用されるのが、「孫子」のこの言葉。「彼を知り己を知れば百戦殆あやうからず」──敵を知り尽くし、自分のことも理解すればどんな戦いも勝てる、という戦略の本質を突いた名言です。
この言葉は、語句の「順番」も重要なポイント。まず敵を知り、その後で自分側の対策を考える、という順序が大切なのです。勉強で言うなら、学ぶべきものの全体像や資格試験の傾向、範囲などをまず知る。それから、自分に適した勉強法を選ぶのです。それにより、PDCAを「どう回すか」という最初の方針が決まります。
自分を知らない人は、PDCAの「P」で時間をムダにしがちです。独学か、コーチをつけるべきか、読んで覚えるか、映像や音声で聴くべきか──自分に適した学び方をある程度イメージしなければ、数限りなくある方法に片っ端から手をつけ、どれも合わずに途方に暮れることにもなりかねません。
そこでご紹介したいのが、私が開発した「9タイプの性格分類による学習法」。心理学の「エニアグラム」という理論をベースとし、他の学説を踏まえて学習方法に落とし込みました。私の塾の生徒には入塾時に必ず判定テストを受けてもらい、その結果に基づいた勉強法により指導を行ない、成果を出しています。その判定テストの簡易版を、下記に載せています。9つの問いにそれぞれ、10点満点でお答えください。その中で1番数値が高かった番号が、あなたの「性格タイプ」です。ここからは、それぞれの性格に適した勉強法をお教えしましょう。
それぞれの質問を、10点満点で採点し、一番点数の高かった番号を自分のタイプとする。同じ点数の項目が並んだ場合、複合タイプとして、両方のアドバイスを参考にすること。
※ただし、この判定はあくまで簡易版なので、判定はあくまで参考程度に留める。より詳しく知りたい方は、以下のURLまで。
更新:11月26日 00:05