2018年01月08日 公開
2023年03月23日 更新
続いては、❺研究者タイプ。このタイプはひと言で言えば「勉強好き」です。探究心が強く、理解力も上々。しかし、勉強そのものが目的化してしまい、「ほどほど」で止められないのが難点です。
必要なのは、「勉強をバランスよく調整する」こと。資格試験なら合格最低点を把握し、「ここまで知ればストップ」と最初に決めましょう。教科書や参考書を読むと探究心がフル回転してしまうので、「問題集を解くだけ」の勉強がお勧めです。「この問題が解ければ受かる」というラインにとどめましょう。
また、日ごろから知識を「世の中にどう役立てるか?」という意識を持つことも、勉強自体が目的化しないために重要です。
❻堅実家タイプは、誠実で責任感が強く、ルールどおりにコツコツ物事を行なうのが得意です。しかしそのぶん、優柔不断でリスクを恐れる面も。勉強しつつも「この方法でいいのかな」と迷い、複数の方法を同時並行させてますます混乱する、という失敗をしがちです。
対策は厳密なルール化です。「テキストはこれ、勉強時間は1日2時間、試す期間は1週間」などと決め、「1つずつ」試すこと。ルールに沿うのが得意な性格を生かしましょう。また、その際は記録が必須。勉強した時間帯、所要時間、目で見て覚えたか書いて覚えたかなどのデータがあれば、失敗の要因や成功への道筋が見えやすくなります。
続いては❼楽天家タイプ。好奇心旺盛で楽しいことが大好きな性格です。このタイプの弱点は「飽きっぽさ」。集中力を持続させる工夫が何より大切です。
それには、最初に「ワクワクする目標」を立てることが肝心。「楽しそう」「モテそう」「カッコいいと言われそう」など、ノリの良いワードが着火剤になります。そのうえで、やる気を持続させる強制力として、塾や教室などに通えば万全です。
なお、このタイプは単調な暗記が苦手です。暗記が必要な場面では、「これが終わったら美味しいものを食べよう」などの報酬を用意するか、あえて「暗記は思考力を使わず、丸覚えするだけだから楽だよね!」といった発想の転換を。「楽だ」といったん思い込めば、気分で乗り切れるのが楽天家の強みです。
❽統率者タイプは、その名のとおりリーダー気質。人を束ねる力に秀でています。そんな統率者タイプに最適なのは、仲間と勉強すること。といっても、献身家タイプのように「助け合う」のではなく、自らリーダーとなって、5〜10人くらいのチームを「仕切る」方式が適しています。メンバーに担当範囲を振り分け、勉強会を設けて成果を発表し合いましょう。
統率者の役割は方針の決定、テキストの選定、担当部分の割り振りなど。ただし、その方法を受け容れてもらえるような信頼関係をメンバーとの間に築いておくことも忘れずに。
更新:11月26日 00:05