2017年10月06日 公開
2017年10月06日 更新
前回(第57回)は東京で食べられる東南アジア料理を特集した雑誌を紹介したが、今回は、東京で食べられる日本各地の郷土料理を紹介した『男の隠れ家』。
北は北海道から、南は沖縄まで、「東京で味わう“ふるさと”の味」がズラリと揃う。
こうやって見てみると、日本の郷土料理は本当に多様。
見たこともない食材や、それを使った料理の数々は、日本各地の風土の違いと食の豊かさを実感させる。しかも単なる料理やお店の紹介ではなく、料理が生まれた背景や地元の雰囲気までわかるのが嬉しい。
そして、もちろん料理自体も美味しそうなんだけれど、刺さったのは「関東vs関西 食文化の違い」。
桜餅やところてんの形状が関東と関西で違うのは知っていたけれど、豆腐の違いは初耳。かたいものを好む江戸の武家社会では「木綿」、やわらかく雅なものを好む関西の公家社会では「絹」が中心なのだそう。
そういえば、ここにも書いてあるけれど、関東の人がイメージする「冷やし中華」が、大阪では「冷麺」と呼ばれていると知ったのは今年の夏……(あのときはすごい衝撃だった……)。
仕事やプライベートで日本各地をまわったけれど、食文化一つとっても知らないことがたくさんあって面白い。
ちなみに、「郷土の珍品・珍味34選」もよい発見。
地元では当たり前でも、全国的にはまだ有名でないものばかりなので、斬新な出張土産になるかも!?
いつか、日本全国美味しいもの食べ歩きに行きたいものです……!
執筆:K
更新:11月11日 00:05