2017年05月31日 公開
2023年04月06日 更新
仕事のうえでも、プライベートでも、若い頃からなんとなく続けている「やめたい習慣」が誰しもあるのではないか。しかし、やめたいと思っていてもやめられないのはなぜだろう。そこで、習慣化コンサルタントの古川武士氏に、やめられない理由と、上手なやめ方をうかがった。
40代は「悪い習慣」の負のスパイラルに陥りやすい世代といえます。まず、若い頃の食生活や生活リズムなど、長年の悪い習慣のツケが徐々に心身の兆候として現われてくるタイミング。さらに、年齢的に中間管理職など責任ある立場になることから、ストレスや疲労が蓄積し、一時的にそれを解消するための悪いクセがついていることが少なくないのです。
ついやってしまう悪い習慣の多くは、その場では一瞬の快楽や気晴らしをもたらしてくれますが、中長期的には、健康を害したり、時間をムダにしたり、セルフイメージや幸福度は下がる一方……などという残念な結果につながりかねません。このまま惰性で続けていれば、これは大きな“人生の負債”となっていきます。
将来のあり方を作るのは今の自分です。さらに、今の40代が定年を迎える頃には少子高齢化で日本の労働人口は激減していて、おそらく今の高齢世代のような年金の恩恵は受けられないでしょう。できるだけ長く働ける身体や心を作り、人生の後半戦に備えるために、40代で悪い習慣の棚下ろしをするか否かが大きな分岐点になるのです。
更新:11月25日 00:05