2017年04月14日 公開
2017年04月14日 更新
誰もが一度は気になったことがあるだろう、名字の由来。
自分の名字の由来くらいは調べたことがある人もいるのではないだろうか。
『一個人』4月号の特集は、「日本人の名字と家紋の秘密」。
名字の起源にはじまり、メジャー名字の由来と分布、全国的に珍しい名字の謎など、とにかく読んでいて面白い。
日本人の名字のルーツは、8割が地名、1割が藤原氏だという。
面白いのが、名字の1割のルーツとなる藤原氏の話。
「藤」の字が入る名字は、藤原氏が由来のことが多いらしい。
そのタイプは3つ。
まずは、「地名+藤」タイプ。
「佐野」や「佐渡」+「藤」=「佐藤」
「伊勢」や「伊豆」+「藤」=「伊藤」
など。
次に、「職業名+藤」タイプ。
「斎宮頭(さいぐうのかみ)」+「藤」=「斎藤」
「内舎人(うとねり)」+「藤」=「内藤」
など。
そして、「他の一族+藤」タイプ。
「安部氏」+「藤」=「安藤」
「大江氏」+「藤」=「江藤」
など。
それぞれ、どこのエリアに多いかや、なぜそうなったかなどの解説も入っており、勉強になるうえ、読み物としても面白い。
そして特集の第2部は、「全国名字ランキング500」。
私の名字はギリギリ100位以内に入っていて、なんだか嬉しい。
コネタとしても披露できる、楽しい企画だ。
執筆:THE21編集部 K(「雑誌」担当)
更新:11月23日 00:05