2016年11月10日 公開
2016年11月10日 更新
こう見てくると同じ「朝型成功者」でも朝の時間の使い方はさまざまだということが分かる。朝型成功者の朝の習慣として多いのは、(1)読書する、(2)情報収集する、(3)メールを送る、(4)健康的な朝食をとる、(5)運動する、(6)自問自答する、(7)一日の計画を立てる、(8)瞑想する――などだが、どれを選び、どれを重視するかはまさにその人次第だ。
作家と政治家、経営者と立場が違えば違うのも当然だが、ただ一つ共通しているのは「朝の時間」をとても大切に思い、「朝の時間」を活かし続けていることだ。
時間はみんなに同じように与えられているし、朝の時間を活かす効用だってみんなが知っているが、それを「習慣」として何年も続けられるからこそ彼らは「成功者」となることができた。
「自分は夜型だと思っていたが、朝型に変えたらとても良かった」と言う人もいる。この記事を読んで「朝型っていいな」と思ったら、「そのうち」ではなく、「明日から」朝早く起きてみることだ。
《著者プロフィール》
桑原晃弥
Teruya Kuwabara
経済・経営ジャーナリスト
1956年、広島県生まれ。慶應義塾大学卒業。業界紙記者を経てフリージャーナリストとして独立。トヨタからアップル、グーグルまで、業界を問わず幅広い取材経験を持ち、企業風土や働き方、人材育成から投資まで、鋭い論旨を展開することで定評がある。著書に、『ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則』(朝日新聞出版)、『「ものづくりの現場」の名語録』(PHP文庫)などがある。
<『THE21』2016年12月号より>
更新:11月10日 00:05