2016年09月23日 公開
2022年09月12日 更新
人的資本もあって1,000万円以上の資産がある人は、積極的な資産運用も視野に入れていいだろう。ただ、どの程度運用に回して良いかは考えるべきだ。
「1,000万円あれば、半分の500万円は定期預金や積み立てなどローリスクの商品で運用して、残りの半分はある程度のリスクを覚悟して株や外貨で運用してみてはどうでしょう。
詳しく知っている業界や企業がある場合以外では株価連動投信(インデックス型投信)などが初心者向けかもしれません。日本は緩やかなインフレを目指した経済運営が続くでしょう。インフレで物価が上がれば、少なくとも「企業の利益額」は大きくなり、それにともなって株価も上がっていきます。その動きと連動する資産を保有しておくべきです。日本の投信は手数料が高いものが多いので、手数料をしっかり比較する必要があるでしょうね。
リスクのないところに収益はありません。自身が許容できるリスク、つまりはいくらまでならば損をしてもかまわないかを見極めた資産形成を行う必要があるでしょう。」
《『THE21』2016年9月号より》
更新:11月22日 00:05