2016年05月28日 公開
2023年05月16日 更新
また、「高いお金を払わなければ、おいしいワインを飲めない」というのも誤解だという。
「さすがに紙パックに入っているような低価格ワインだと感動するほどの味には出合いにくいです。でも、白ワインなら3000円台、赤ワインなら5000円くらい出せばコストパフォーマンスが高いワインを見つけることができます。フランスのワインは、ブランド料がプラスされて割高なものが多いので、この価格帯なら南米やオーストラリア、スペインなどのワインを選べば、クオリティの高い1本に出合える確率が高まります」
難しいことは考えず、まずは飲んでみる。それがワインの世界へ入る第一歩と言えそうだ。
最後に内藤氏に「今、お勧めのワイン」を1本教えてもらった。
「『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ラ・セレーナ』、イタリア・トスカーナ州南部のモンタルチーノで作られた赤ワインで、ブドウの品種はブルネッロ。初心者の方にワインのおいしさを実感してもらえる、お店の一番人気の赤ワインです。時間が経つことによる香りの変化もぜひ楽しんでください」
(『THE21』2016年3月号より)
(取材・構成:塚田有香、写真撮影:永井浩)
更新:11月22日 00:05