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筋トレしたら筆が走るようになった! 小説家・森沢明夫の驚きの体験

森沢明夫(小説家)

「となりの筋トレ」

四半世紀にわたり筋トレを続ける小説家・森沢明夫さん。新刊『となりの筋トレ』の発売を記念し、創作活動にも好影響を与えたという筋トレ習慣や、初心者でも挫折しないジム選びのコツを聞いた。

 

筋トレ歴四半世紀の小説家・森沢明夫さん

ーー筋トレ専門誌『トレーニングマガジン』(ベースボール・マガジン社)でのエッセイ連載内容をまとめた単行本『となりの筋トレ』が出版されます。どのような経緯で連載を始められたのでしょうか?

【森沢】もう20年くらい前の話ですね。筋トレ専門誌なので基本的にはハウツー記事が多いのですが、その中で読み物を入れたいということで当時の編集者さんに声をかけていただきました。私が筋トレをしていると知ってくださっていたんですね。

ーーでは、森沢さんは筋トレ歴20年以上ということですよね。

【森沢】そうです。実はもっと経ってて、25、6年ぐらいですね。

ーー先生の筋トレ遍歴をうかがってもよろしいでしょうか?

【森沢】私が小説家になる前、フリーライターの時代から筋トレをしています。体を使わず頭ばかり使う仕事なので、全身がガチガチに凝って、ぎっくり腰もするし...という状態でした。

そんな状況を改善するためにジムに通い始めたのですが、体の調子が良くなったのはもちろんのこと、どんどん頭も冴えるようになって。筋トレを始めてからの方が原稿も書けるようになりました。

ーー素晴らしい。そんな効果まで現れたんですね。

【森沢】筋トレによって、マイオカインという物質が筋肉から分泌され、身体に好影響を及ぼすようです。とにかく筋トレを始めて以降仕事にも健康にもいいことづくめで、すっかりハマってしまったしだいです。

私は元々多趣味な方なのですが、こんなにずっと続いている趣味は筋トレ以外にはありません。

ーーすっかりライフワークなんですね!

【森沢】一週間も筋トレに行けないと、体がモヤモヤしてしまって...。できれば週に5回くらいは通いたいですね。

ーー人によって、運動不足解消が目的だったりボディビルの大会を目指したりと目的は様々だと思いますが、森沢さんにとってはどのような位置づけなのでしょうか?

【森沢】ベンチプレスは上げていますが、大会に出ようとか、そういったつもりはないですね。

元々ボクシングをやっていたので、サンドバッグを打つのがスポーツクラブに行く目的だったんです。そしたらすごくマッチョな人と仲良くなりまして。後から聞いた話ではその人はベンチプレスの日本ランカーだったらしいのですが、「森沢くんベンチプレスやってみなよ」「次は100キロ上げてみようよ」といった具合にどんどん乗せられてしまって...。

ーーその方からしたら、「シメたもの」だったかもしれませんね。

【森沢】そうかもしれませんね。100キロを超えて120キロを超えて...と目標を達成していくと、元々そんなつもりはなくても嬉しくなってくるんです。数字がモチベーションを高めてくれているというのはあるでしょうね。

ーーボディビルをされるつもりはなくとも、自然と鍛えられたのではないでしょうか?

【森沢】はい。サイン会などで「週にどれくらい筋トレをしているんですか?」と聞かれることがあるのですが、そういう時は答える代わりに大胸筋をピクピク動かしたりしています(笑)。そういう馬鹿な笑いの取り方をしたりはできますね。

ーー「どれくらい筋トレをしているか?」への回答としては、ベストアンサーかもしれませんね(笑)。

 

筋トレ初心者のための施設の選び方

ーー近年、どこにでもあるといってもいいくらい、ジムやスポーツクラブが増加しています。これから筋トレを始めようと考えている人に向けて、そういった施設との付き合い方を教えてください。

【森沢】今は、コンビニ感覚で立ち寄れるジムから本格的な設備が整ったジムまで、様々ありますよね。いくつも選択肢がある中で、「自分がどうなりたいか」に合わせた施設を選ぶことが重要だと思います。

ーー見栄を張って必要以上の施設は選ばない方がいいですね。

【森沢】あと、最近は24時間営業のジムも増えていますよね。私のような不規則な生活をしている人にはお勧めです。私自身、執筆に疲れ始めた深夜2時とかに行くことがあるのですが、貸し切り同然で使えるのでいいですよ。

そういう日は、帰り際の早朝4時ごろに入れ替わりで入ってくる人もいたりします。運動をして頭をしゃきっとさせてから出社しようということなのでしょうか。私とは真逆ですが、人それぞれのライフスタイルに合わせた使い方ができるのは素晴らしいと思います。

プロフィール

森沢明夫(もりさわ・あきお)

小説家

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『津軽百年食堂』『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『おいしくて泣くとき』『あおぞらビール』など、映画化・TVドラマ化された作品多数。近著に『本が紡いだ五つの奇跡』『ロールキャベツ』『さやかの寿司』『桜が散っても』『ハレーション』等がある。

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