THE21 » キャリア » 「半日休んで何もしない」ことが管理職のビジネススキルになる理由

「半日休んで何もしない」ことが管理職のビジネススキルになる理由

2023年09月01日 公開

山本真司(立命館大学ビジネススクール教授)

 

「何もしない時間」を作る

当然のことながら、「限りある時間を有効活用する」ことは成功の秘訣だ。しかし一方で「何もしない時間」を取ることが、むしろ大きなメリットになることもある。それがこの「島田タイム」だ。

島田タイムとは、週に一度、最低半日、手足を動かさずにじっと目を閉じて考える時間のことを指すだ。私の師匠である島田さんという方が教えてくれたので「島田タイム」という名前を付けている。

これを導入することで、自分自身と向き合うことができ、自己の振り返りや改善点を見つけることができる。私自身も、この島田タイムを取り入れたことで、自分の行動や考えを見つめ直すことができ、成長することができた。

「島田タイム」が重要である理由は、この時間を使うことで、自己の振り返りや改善点を見つけることができることだ。目先のことだけでなく、将来のことも含めてじっくり考えることで、自己改善につながるのだ。

あるいは、忙しさにとらわれて見えていなかったリスクに気づくこともできる。だから私はどんなに忙しくても週1回、半日の時間を必ずこの島田タイムに当てるようにしていた。

そしてこの「島田タイム」を取り入れることで、自己に向き合い、仕事に真摯に取り組むことができるようになった。

これらはほんの小さなコツである。しかし、これを仕組みとして自分の仕事に導入することで、あなたの仕事は確実に変わっていくはずだ。

 

THE21 購入

2024年5月号

THE21 2024年5月号

発売日:2024年04月06日
価格(税込):780円

関連記事

編集部のおすすめ

日本の社員は「世界最低クラス」...松下幸之助が大切にした熱意が消えた理由

川上恒雄(PHP理念経営研究センター首席研究員)
×