2021年02月05日 公開
2023年02月21日 更新
値上がりしそうな株は、日々の生活の中で見つけることができます。身のまわりで流行っているもの、行列のできている店、広告を打ち始めた商品やサービス……、これらを提供している会社は、業績も株価も伸びていく可能性があります。
自分でアンテナを立てて情報をキャッチするだけでなく、「最近ハマっているものはある?」と身近な人に聞いてみると、雑談から有益な投資情報が得られることもあります。
また、自分の仕事に関連する業界に目を向けてみると、業界内では常識でも、一般の投資家には知られていない情報もあります。最先端の情報も、業界にいれば自然と入ってきます。こうした情報格差が、投資チャンスに結びついたりするのです。
貴重な投資情報は、現場にあります。日常生活や仕事で触れる一次情報に注意を払ってみると、将来有望な業界や会社が見つかるかもしれません。
『THE21』のような雑誌も、最先端の情報の宝庫だと思います。月刊誌は、今この瞬間に世の中の人が興味あるテーマを特集しています。例えば、2020年2月号の特集は「メンタル」がテーマだったようですが、ストレスを抱える社会人は多いので、この辺りも需要がある分野だと思います。
最近、私が注目している業界の一つが、医療業界です。これから高齢化が進むと、病気を患う人も増え、医療機関を利用する人が増えるでしょう。とはいえ、医療にかけられる費用には限界があるので、国としては予防医療を積極的に推進していく流れになると思います。
新しい医療ビジネスを展開する会社や、医者向けプラットフォームを運営する会社などは、大きく伸びる可能性がありそうです。
地方の会社にも、これから伸びそうな会社が結構あります。今はあまり知られていなくても、優れたビジネスモデルを持つ会社や、お金を払ってでも買いたいと思える商品やサービスを展開している会社などです。
以前、北海道で健康食品や化粧品のネット販売を手がける北の達人コーポレーションの株を買ったところ、株価が1年で14倍になりました。地方の会社は、まだ知られていないからこそ、多くの人に知られたときの伸びしろが大きいと言えます。
ただし、ずっと地方に埋もれたままでは、株価は上がりません。今は地方でしか事業展開していなくても、将来は全国展開するなど成長戦略を描いている会社なら、いずれ知名度が上がれば、その会社の株を買う人が増えます。株価も上がります。今は知られていないけれど、これから知られる可能性が高い地方の会社は、狙い目です。
小型株1銘柄投資は、銘柄を絞るのが難しいと感じるかもしれません。完璧な銘柄が見つけられずに、なかなか投資を始められないという方もいるでしょう。
10万円でもいいので、まずは始めてみることが大切です。証券口座を開設して、少額でも取引を開始してみる。最初は「買い」と「売り」を間違えるなどの操作ミスも起きるので、練習と思って始めてみましょう。
購入する株は、自分が知っている会社でもいいと思います。実際に始めてみると、世の中の変化に連動して株価が動くことが体感できます。それだけでも大きな一歩です。
上場したての会社を調べるには、「株式 IPO」で検索すればすぐに調べられます。月ごとに上場予定の会社をまとめた個人のブログもたくさんあるので、参考にしてみるとよいでしょう。
更新:11月22日 00:05