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「選ばれる営業マン」が必ずやっている4つのこととは?

2019年10月31日 公開
2023年02月24日 更新

一戸敏(株式会社エージェントCEO)

何気ない頼まれごとほど「チャンス」になる

では、どうすればお客様から役立つ営業マンだと思ってもらえるのでしょうか。

仕事柄、私はよくお客様から「クルマ買いたいんだけど、いいところ知らない?」「家を新築したいんだけど、どこに頼めばいいと思う?」といった相談を受けました。なかには「離婚したいんだけど、いい弁護士さん知らないかな」という相談もありました。

いずれも、お客様が「この人なら役に立つはずだ」と思ってくれたからでしょう。実際、私にはそうした期待に応えることができるだけの人脈や情報がありました。

「頼まれごとは試されごと」という言葉があります。他人から何かを頼まれるということは、自分が相手にとって役立つ人かどうかを試されている、ということでもあるのです。

そう考えると、お客様からの頼まれごとは営業マンにとってたいへん大きなチャンスといえます。そのとき、お客様の期待に応えることができれば、これ以上ないほど強固な信頼を獲得できるからです。私は、これまで頼まれごとには必ずお客様の期待を超える貢献をしようと努めてきました。

 

電車が遅れたとしても「遅刻」は厳禁

しかしながら、お客様は誰にでもそうしたチャンスを与えてくれるわけではありません。そもそも無理だと思う相手に、期待などしないでしょう。「この人なら」とお客様から見込まれて初めて、お客様は相談をもちかけるわけです。それは、いったいどういう営業マンなのでしょうか。

私は、以下に挙げる4つのことを誠実に守ることができる営業マンではないかと考えています。

第一は、「時間」です。

時間を守ることは、営業マンとして以前に、社会人として当然のことです。ですが、これまで約束の時間に一度も遅れたことがないと胸を張れる人は、どれだけいるでしょうか。

たとえば、電車の遅延でお客様との約束の時刻に10分遅れたとします。遅れることがわかった時点で連絡さえ入れていれば、ほとんどのお客様は「仕方がない」と大目に見てくれるでしょう。でも、内心、お客様は失望していると考えたほうがいい。1時間前に到着するよう行動していれば、遅れずにすんだからです。

私はどれだけ忙しくても約束の20 分前には必ず現地に到着するよう心がけています。

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「今度食事でも」を必ず守れるか >

著者紹介

一戸 敏(いちのへ・さとし)

保険代理店(株)エージェント代表取締役兼CEO

北海道札幌市出身。明治大学商学部中退。会計事務所勤務を経て28歳で保険業界に転身。営業マンとして数々のタイトルを獲得すると同時に、自身が経営する株式会社エージェントを大型化し、グループ全体で300名ほどの組織を形成し、グループ全体で取扱高100億以上の企業にまで成長させる。
住宅・不動産会社(株)FIND会長兼ファウンダー。米国保険ブローカーAgent America co.,ltd Director。保険業界の称号であるMDRT終身会員(18年連続登録)、MDRT COT11回登録、MDRT TOT2回登録。

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