2019年04月24日 公開
2023年03月07日 更新
では実際、どうすればいいのか? とくに若い世代の方々に知っておいてほしいポイントを今回は3つお伝えします。
先ほど、振る舞い次第で印象を変えられるというお話をしましたが、だからといって、これは場面によって振る舞いを使い分けるということではありません。上司やお客様には丁寧な対応をするのに、部下に対してはぞんざいに扱う。そんな場面を見ていて、その人を好きになることはないですよね。
また、いくら礼儀正しくても、自分を卑下したり、オドオドビクビクしたりしている人は「仕事ができる」ようには見えません。頼りなさそうな人に大事な仕事を任せたいと考える人はまずいません。相手が自分よりも立場の高い方でも勇気を持って堂々と振る舞えるようになりましょう。
仕事をしていると、必ず誰かにお願いをしなければならないシーンが出てきます。そんな時には、語尾を依頼形(質問形)にすることを意識してみてください。
実はこれ、冒頭の質問で使ったテクニックです。「やってください!」「確認してください!」という言葉は一見お願いをしているようですが、感嘆符(!)がついていて、命令口調です。直球すぎて、言われたほうは不快に感じやすいので注意が必要です。語尾を依頼形(質問形)にして「~していただけませんか?」と尋ねることで、自然と「YES」の答えが出やすくなります。
上司と部下のコミュニケーションにおいてよく起こりがちなトラブルが「言った/言わない問題」。部下は伝えたはずなのに、上司は「そんなこと聞いていない」と言うケースが多々あります。
前提として、どんな場面でもコミュニケーションは「伝えた側に責任がある」と覚えておいてください。特に最近はコミュニケ―ションの手段が多様化し、役職が上の人ほど膨大な量の情報が常に手元に届きます。そんな人に対して、例えばLINEでメッセージを1通送っただけだと、見落とされてしまうことも少なくありません。
この時に「自分はもう送ったから、あとは見ていないほうが悪い」と考えてしまうのは禁物です。チャットであれば見逃しがないようメンションを付けるといった最低限の工夫をした上で、それでも返信がなければ確認の連絡を入れるなど、確実に伝わっていることを確かめながらコミュニケーションを進めるように意識しましょう。
更新:11月22日 00:05