2019年04月03日 公開
2024年10月10日 更新
――最近ではインバウンドの増加もあり、日本国内でも外国人と関わる機会が増えています。海外の人に対する「伝える力」を磨くコツはありますか。
「日本人同士なら通じる『阿吽の呼吸』が、外国人には通じない。まずは、それを認識すべきだと思います。
レジで支払いをする際、後ろに人が並んでいたら、日本人なら『本当はカードで支払いたいけれど、後ろの人を待たせたら悪いからやめておこう』などと自然と気配りしますよね。
でも、海外の人にそんな気配りは期待できません。日本人はそうした気配りを海外の人にも求めてしまうから、『観光客のマナーがなっていない』などとイライラしがちなのです」
――最後に「伝える力」をさらに磨いていくためのアドバイスをお願いします。
「一つ、重要だと思うのは『思いを伝える』ということ。営業マンが商品を売り込む際なら、単に『買ってください』と頼み込むのではなく、『この商品を買うことで、こんなに素晴らしいことがある』というように、自身の思いを伝えることが大事になると思います」
――では、続編の『伝える力3』のテーマはぜひ『思いを伝える力』でお願いします。
「なるほど。では、それは皆さんの『思いを伝える力』次第ということで(笑)」
(本インタビュー完全版は3月28日発売『THE21特別増刊号「伝える力」の磨き方』にてお読みいただけます)
更新:11月25日 00:05