2018年06月11日 公開
2023年01月30日 更新
6月21日(木)、森ビル〔株〕とチームラボが共同で運営する「MORI Building DIGITAL ART MUSIUM: EPSON teamLab Borderless」が、東京・お台場の商業施設「パレットタウン」内に開業する。革新的なデジタルアートを生み出してきたチームラボにとって、東京初の常設施設だ。そのプレス説明会・内覧会が、6月11日(月)に行なわれた。
プレス説明会では、最初に森ビルの杉山央氏が登場。「MORI Building DIGITAL ART MUSIUM: EPSON teamLab Borderless」が、世界に類のないデジタルアートミュージアムであり、チームラボにとってフラッグシップ施設であるともに、東京初の常設施設であることを説明した。
そして、東京が世界の他の都市と比べて弱い文化面を強化するため、アークヒルズ(東京・赤坂)のサントリーホールや六本木ヒルズの森美術館などを作ってきた森ビルの歩みを紹介。「常識を覆す革新的なデジタルアートを生み出してきたチームラボと組んだことで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京の磁力(総合的なエネルギー)をより高め、さらに世界から人が集まる都市にしたい」と話した。
次いで、チームラボ代表の猪子寿之氏が登場。1万平方メートルの空間に約500台のコンピュータを使って作品を展示していることを説明した。
コンセプトである”Borderless”とは、「境界がない」ということ。「それぞれの作品が独立しているにもかかわらず、作品が部屋を出て別の部屋に入り、他の作品とコミュニケーションを取ったり、混ざり合ったり、影響を受け合ったりする。その空間に迷い込んだ人々は、彷徨い、没入して、作品との境界がなくなっていく。その中で、自らの身体で模索し、発見をするという体験をしてほしい」と猪子氏。「2020年に向けて、日本を訪れる外国人はますます増える。その方々に東京を好きになってもらう一つのきっかけとなれば嬉しく思います」とも話した。
更新:11月22日 00:05