2018年06月04日 公開
2024年12月16日 更新
もちろん、今回の事件の全容は、メディアの報道から推測せざるを得ない。だが、今後の日大に求められるのは、歴史ある公的機関として自己の尊厳を取り戻し、トップ自らがその姿勢を積極的に示し、最も真相を知りたがっている学生、父母、OB、その他関係者、そして社会の人々のために自発的に公表していくことだろう。
「犬も歩けば棒に当たる」と諺にあるように、人も歩けばつまづくこともある。会社もまた、人の集まりである。広報担当としては日々、事件・事故・不祥事に遭遇するとの危機意識を心奥に抱き、何が起きても、常に「To be good」を考え、積極的に対峙していく覚悟が必要だ。
緊急時になると、社内の多くの人は「社内7~8:社外2~3」の割合で考えがちだが、広報は逆に「社内2~3:社外7~8」の視点で考えるべきだろう。直言も時には辞さぬ誇りと勇気、言うべき時に断固言うべしという覚悟を持つ。
いかなる状況に置かれようとも常に、言うべきことを、言うべき人に、言うべき時に断固言うという揺るぎなき自負心を抱けば、立派に広報の仕事を全うでき、自らの成長も促進されるだろう。そうして“組織を真人間に導く”ことが、広報の最も重要な役割なのである。
更新:04月05日 00:05