2018年08月05日 公開
2023年03月14日 更新
「IT系の資格は役に立ちそうだけど、まったくの門外漢だから……」。そう思っている人もいるだろうが、滝口氏は、40代の初心者でも、IT系の資格を取ってキャリアアップすることはできると話す。また、IT系の資格の取得は、エンジニアとしてのスキルを高めることではなく、会社の中核的ポジションを得ることを目的にすべきだともいう。
今や、会社の仕事はシステムを中心に動いています。営業担当者は営業のシステムを、経理担当者は経理のシステムを利用しなければ、仕事ができません。システムによって、仕事のやり方が決められているといっても過言ではないでしょう。
そのシステムを作っているのは、SEやプログラマといったエンジニアです。
しかし、エンジニアだけでは、システムを作ることはできません。システムのユーザーである営業担当者や経理担当者に、どんなシステムを作るべきかを教えてもらう必要があります。
そこでカギになるのが、ユーザー側の立場でエンジニアと話ができる人材です。そうした人材は、社内のシステム開発の旗振り役になれます。
システム開発の旗振り役になるということは、仕事のやり方や流れを自分が決めるということ。会社の仕事に最も詳しい人材になるということです。
そこに至るための第一歩は、「ITパスポート」を取ること。IT初心者でも、半年勉強すれば合格できるでしょう。
さらに一年ほど勉強して「応用情報技術者」に合格すると、それより上級の資格は専門ごとに細かく分かれます。
その中で、キャリアアップのために取得すべきは、「PMP」か「ITストラテジスト」。PMPはプロジェクトマネジメントの資格、ITストラテジストは経営の立場からIT活用の助言や支援を行なう資格です。
更新:11月21日 00:05