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資格への挑戦は40代、50代からでも遅くない!

2018年05月12日 公開
2023年03月16日 更新

高島徹治(資格コンサルタント)

勉強を続けるための3つのポイント

(1)勉強を楽しむ「環境」を作る

自分の好きな場所、たとえば、カフェや居酒屋、図書館などを「MY自習室」としてしまおう。居心地のいい好きな空間であれば、自然と足が向き、集中して勉強に取り組むことができる。一人ではなかなかモチベーションが保てない人は、資格スクールに入学したり、SNSを通じて勉強仲間と情報交換をしたりして、モチベーションを自然に高められる環境に身を置くことも効果的。

(2)自分の「学習タイプ」を知る

どんな人にも自分の「学習タイプ」があり、それに合わせたスケジューリングが継続の秘訣。タイプは大きく「スロースターター型」「スタートダッシュ型」「バランス型」の3つ。スロースターター型はエンジンがかかるまで時間を要するので、最初は少しずつ始め、徐々に時間を増やす。スタートダッシュ型は意欲が高い初期に一気に勉強する。バランス型はコツコツ均等に、がベストだ。

(3)ゴールを「先取り」する

仕事でも勉強でも、まず「ゴールを定める」ことが重要。試験勉強を始める前に試験日を調べ、そこから逆算して日程表を作ろう。いい意味での危機感が得られ、勉強への集中力が増すはずだ。また、「合格体験記」を書くのもお勧め。その資格を目指す理由、努力の軌跡、将来展望などを書いていくことで、自分の中の目的意識がさらに強固になり、モチベーションを保つことができる。

『THE21』2018年2月号より
取材・構成:麻生泰子

著者紹介

高島徹治(たかしま・てつじ)

資格コンサルタント

1937年、東京都生まれ。早稲田大学中退後、週刊誌記者、編集プロダクション社長を経て、53歳の頃から資格にチャレンジ。社会保険労務士、中小企業診断士等90を超える資格を取得。現在は資格コンサルタント・能力開発コンサルタントとして活動、講演やテレビ出演等でも活躍。『40歳からは「この資格」をとりなさい』(中公新書ラクレ)をはじめ、著書多数。

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