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人間関係に依存した営業はもう通用しない!

2018年04月06日 公開
2023年03月23日 更新

藤本篤志(グランド・デザインズ代表取締役)

 

「そのままメモ」でシグナルを見落とさない

顧客が言葉に出さないシグナルをキャッチためには、何気ない雑談にも気を配ることです。

たとえばお客さんが「先日、社の忘年会で○○ホテルに行った」と言った場合。従来、その会社ではもう少しグレードの低いホテルを使っていたはず、ということを、以前の雑談で知っていたとします。

すると、業績が良いのでホテルをグレードアップしたのではないか、という予測が立ち、となるとネックは資金面ではないかもしれない、などとつなげることができます。

ここで「メモを取る」技術も大事になってきます。とくに営業マンが若手の場合、顧客との話の内容を上司に報告・相談することで、営業マン本人が気づかなかったシグナルを上司が見つけ、経験に基づいて前述のような仮説を立てることができるかもしれないからです。

ここで大事なのは、お客さんが発した「台詞をそのまま」メモに記すこと。勝手に要約したり、変換してしまうと情報を劣化させる恐れがあります。

 

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著者紹介

藤本篤志(ふじもと・あつし)

グランド・デザインズ代表取締役

1961年大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。株式会社USEN取締役、株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年7月より現職。営業現役時代に営業プレーヤーとしても、営業マネジャーとしてもトップの成績を収めた経験を活かして、営業コンサルティング事業を始める。2013年4月、長年のコンサルティングで培ったノウハウを活かした画期的な営業プロセスマネジメント・クラウドシステム「営業ミエルマップ」を完成させ、販売を開始する。『御社の営業がダメな理由』『社畜のススメ』(新潮新書)をはじめ多数のビジネス書を執筆する。

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