2017年12月25日 公開
2023年03月23日 更新
以上の要領でこのサイクルを回し、違和感が出るたびに微調整しましょう。このプロセスは、一言で言うと「トライ&エラー」。あれこれ試しながら、その時々のベストな方法を探り続けること、これを心理学では「試行錯誤学習」と呼びます。「エラーばかりが続くと嫌になるのでは」という心配は無用。実際に2〜3個の仮説を実践するとわかりますが、合う勉強法は、合わないものとは快適さのレベルも、吸収・定着率も段違いです。仮説同士を比較して良いほうを選ぶ繰り返しの中でトライの精度も上がるので、微調整の作業もラクになります。
最も良くないのは、検証もせずに投げ出してしまうこと。たとえ自分に合わなくても、「この方法は苦手らしい」と教えてくれる、ありがたい情報です。検証のサンプル増えるほど、効果の高い勉強法の再現性が高まります。成功・失敗にかかわらず、なるべく多くのサンプルを集める必要があります。このPDCAさえ正しく回して改善を重ねていけば、自然と勉強はできるようになります。いくら勉強しても成績が伸びなかった人は、頭の出来が悪いのではなく、単に勉強のやり方を間違っていただけ。そのうち「勉強なんて簡単だ!」と、確実に実感できると保証します。
更新:11月23日 00:05