2017年12月28日 公開
2023年03月23日 更新
休暇を取りたくても、仕事が忙しくてなかなか休めない...。研修会社「らしさラボ」代表の伊庭正康氏も、かつてそう嘆いていたという。
しかし、仕事のやり方を見直したことで、長期の休みがとれるようになり、頻繁に海外旅行に行けるようになったそうだ。その「仕事の見直し」ポイントとは?(取材・構成=杉山直隆)
※本稿は、『THE21』2017年12月号特集「本当に疲れが取れる40代からの休息術」より、内容を一部抜粋・編集したものです。
1、2日程度ならともかく、1週間程度の休みを盆と正月以外に取るのは難しい...、そう考えている人は多いと思いますが、私は、仕事に対する考え方を変えれば、誰でも取れるようになると思います。
休暇を取るためのコツは、まず、半ば強引にでも、休む日程を決めてしまうことです。多くの人は、仕事の状況を見ながら、「余裕がある時に休もう」と考えがちですが、それではいつまで経っても休めません。
余裕があるかどうかわからなくても、休むと決めてしまい、旅行の予約などをすれば、仕事を前倒しせざるを得なくなります。
すると、どうすれば限られた時間内に仕事を終わらせることができるか、必死で考えるようになります。結果、どうにかなるし、仕事を素早く終わらせる方法も見つかるものです。
仕事の忙しさを気にせずに、休みを入れることに罪悪感を抱く人もいるかもしれませんが、私は、休暇は仕事と同じくらい重要なことだと考えています。
リフレッシュすることで生産性が上がったり、見聞を広めることで創造性が高まったりすると考えれば、休暇は仕事のパフォーマンスを高めるために必要な投資です。遠慮はいりません。
以上の考え方は、残業を減らすうえでも効果的です。余裕があろうとなかろうと、夜に予定を入れてしまえば、残業しなくて済む方法を本気で考えます。
更新:11月22日 00:05