2017年09月25日 公開
一方、どのコースを選ぶにせよ、ぜひ身につけてもらいたい能力があるという。
「それは、今より『稼ぐ力』をつけるということ。そのためにはまず、自分の『才能』を明らかにすることが不可欠です。
才能というと選ばれた人だけに与えられるものと考えられがちですが、それは誤解です。どんな人にも才能は必ずあります。
たとえば今の仕事をすでに5年以上続けているなら、適性は十分。10年続けているなら立派な才能です。15年以上になればもう『専門家』といってよいでしょう。このように、40代ともなれば誰もがいくつかの『才能』を持っています。問題はそれをどうお金に換えていくかです。
コツは『もう一つの才能』と掛け合わせることです。
たとえば私は文章の才能が少しあると自負していましたが、文章がうまい人なら他にもいます。一方、私は子供の頃から人前で話すのが得意だったので、『書く才能』と『人前で話す才能』を掛け合わせました。書籍を発刊するとともに、講演やセミナーを開き多くの方にファンになってもらい、また本を出す……。結果、多くの書籍がベストセラーとなり、世界中で講演活動をし、多くの人が集まってくれています。
さて、あなたの才能はどこにあるでしょうか。『人をつなげる力×アイデア力』なら大きなサロンや異業種交流会を主宰できます。『癒す力×リーダーシップ』があれば、コーチの才能があるかもしれません」
才能でお金を稼ぐというと大変なことに思えるが、現代はその「仕組み」が整いつつあり、ハードルは下がっているようだ。
「電子決済の仕組みが発達したことで、ネット上で気軽に金銭のやり取りができるようになりました。それにより、投げ銭感覚で、面白い活動をしている人を応援しやすくなっています。つまり、それだけ個人の才能をお金に換えるチャンスが増えているのです。
自分の仕事を応援してくれるファンができれば、継続して収入を得ることができます。収入を得るカギは、自分を応援してくれるファン作りにあります」
更新:11月24日 00:05